追客・受注率向上

住宅メーカーの営業担当者にオススメの資格とは?

住宅メーカーの営業担当者で「お客さまと話しても手応えがない」「お客さまに適切なアドバイスができない」と思うことはありませんか? 

もしそういったことに悩んでいる場合、資格を取得することで解決ができるかもしれません。業務に役に立つ資格の取得を通じて、知識を学ぶことが、お客さまのサポートに役立つでしょう。

また、自分の能力を形として残すことができるので資格は転職でも有利に働くでしょう。資格の取得は現在のためだけではなく将来への投資にもなるのです。

この記事では資格を持つメリットと、住宅メーカーの営業担当者が持っておくと役に立つ資格を5つご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.資格取得のメリット
    1. 1.1.お客さまからの信頼につなげられる
    2. 1.2.自信になる
  2. 2.1.宅地建物取引士
  3. 3.2.ファイナンシャルプランナー
  4. 4.3.住宅ローンアドバイザー
  5. 5.4.建築士
  6. 6.5.インテリアコーディネーター
  7. 7.6.   住宅建築コーディネーター
  8. 8.まとめ

資格取得のメリット

住宅業界の営業にかかわらず、資格を持つことには2つのメリットがあります。


お客さまからの信頼につなげられる

まず、お客さまからの信頼を得られやすくなることです。自分が持っている知識や実績を資格という形でお客さまに示すことができます。自分の能力をわかりやすく示すことは、信頼につながります。

例えば、あなたが住宅メーカーの営業担当者を決める立場にあるとしましょう。

「営業は得意です! 頑張ります!」と言うAさんと「今月3件の住宅を販売することができました。宅建の資格を持っているので住宅の知識もあります」と言うBさん、あなたならどちらを選ぶでしょうか?実績や能力がハッキリわかるBさんを選ぶ方が多いのではないでしょうか。

つまり、資格を持っていたほうがお客さまに信頼されやすく、成約までにたどり着ける可能性が高いといえるでしょう。


自信になる

営業担当者が自信がなさそうにコミュニケーションを取ろうとすると、お客さまに不安を与えてしまうかもしれません。

そうならないためにも、資格を取得することで自信につなげ、お客さまに的確なアドバイスやスムーズな話し方ができるようにしましょう。

それでは、住宅メーカーの営業担当者にオススメの資格をご紹介していきます。

1.宅地建物取引士

最初に紹介する資格は宅地建物取引士、通称“宅建”です。宅建は、不動産取引のプロを証明する資格で、住宅業界では重宝される資格になります。

宅建の試験では、宅建として働く際のルールや不動産取引に関する法律、住宅を建設する際の制限などについての問題が出題されます。宅建の資格を取得するために学んだ知識は、お客さまに住宅の説明をするときに役立つでしょう。

住宅購入の際、お客さまに重要事項を説明したり、重要事項説明書に記名したりできるのは、宅建の資格を取得した人のみです。重要事項の説明は義務とされているため、住宅メーカーに宅建は欠かせない存在といっていいでしょう。

また、宅建は転職で有利になる場合があります。

例えば、不動産業を営む会社では宅建を5人に1人以上の割合で設置しなければならないというルールがあります。こういったことから、不動産会社に転職する際に宅建の資格は有利に働くでしょう。

2.ファイナンシャルプランナー

2つ目はファイナンシャルプランナー(FP)です。FPはお金に関するプロのことで、資格取得を通じて住宅ローンや税金など、お金全般の知識を学ぶことができます。

住宅購入は多くのお客さまにとって大きな買い物となるため、お客さまにとってお金の話は慎重に進めたい事項になります。

そのため営業担当者が「こうすれば安く購入できますよ!」とアドバイスしても「その情報は正しいのか?」と警戒するお客さまもいるかもしれません。

そこで、FPの資格を持った営業担当者の出番です。FPという資格を持っていることで“お金に関するプロ” の証明をすることができます。FPの資格を所有していることによって、お客さまがアドバイスに耳を傾けてくれやすくなるでしょう。

3.住宅ローンアドバイザー

3つ目は住宅ローンアドバイザーです。住宅ローンアドバイザーは、住宅ローンに関する知識を持っていると証明する資格です。

住宅ローンは仕組みが複雑です。営業担当者が住宅ローンについて理解するのが難しいのと同時に、住宅ローンをお客さまにわかりやすく説明できるようになるまで、実務経験も必要と思われます。

だからこそ、住宅ローンアドバイザーの資格を所有することには価値があります。住宅ローンについて説得力を持たせたい営業担当者には、住宅ローンアドバイザーのほうがオススメです。

4.建築士

4つ目は建築士です。建築士の資格試験では建築の計画や施行の方法などに加えて建築の設計図を書くことになります。住宅の構造についての深い知識を得ることができるので、営業の際に説得力が増すでしょう。

しかし、大学の建築科や土木科を卒業することや実務経験の年数などが受験資格となっているため、誰しもが挑戦できる資格ではありません。

大学の建築科や土木科を卒業した方など、既に受験資格を持っている方は取得を検討してみるといいでしょう。

5.インテリアコーディネーター

5つ目はインテリアコーディネーターです。インテリアコーディネーターは間取りや収納のエキスパートで、資格取得を通じて快適な空間を作るための知識を得ることができます。

インテリアコーディネーターの仕事は、インテリアの種類や配置によって居心地のいい住まいを作り出すことです。

つまり、インテリアコーディネーターの知識を持って住宅営業をすれば、お客さまが望んでいる部屋を提案しやすくなります。

6.   住宅建築コーディネーター

6つ目は住宅建築コーディネーターです。住宅建築コーディネーターは、家づくりに関わるすべての流れを把握し、資金・不動産・設計・施工などの住宅建築に必要な専門分野を繋いで、お客様の家づくりを叶えます。

住宅建築についての流れや、どこでどんな手続きが必要かなどの道案内をし、お客様が
分からない部分を理解しながら家づくりが進められるようサポートするのが、住宅建築コ
ーディネーターです。

お客様に寄り添う住まいの相談員として、特に建築・不動産・設計・FPに携わっておられ
る方なら、ご自身の専門分野にプラスとなり活躍の場が広がります。
また資格取得後、即実践でご活躍いただくための実務研修も行っています。

・【試験内容】家づくりの基本知識が資金計画から施工までトータルな内容
・【試験時期】月一リアルタイム講習 または 通信
・【メリット】住宅業界のネットワーク コーディネートフィーが得られる
・【試験難易度】やや易しい

国土交通大臣認可 全国室内環境改善事業協同組合より推薦された[公正中立な住まいの相
談員]になるための資格です。これを学ぶことで、家づくりに必要な各分野の専門家を紹
介でき、お客様にとって最良の方法を一緒に探す専門家として活躍できる基礎が身につき
ます。

住宅建築コーディネーターとは、生活者と供給者との情報格差を埋め、生活者が適切な住環境を選択できるよう、専門的な知見を基礎として公正中立な立場から提案する、“中立な住まいの相談員”です。
この資格を取得すると、以下のように住宅の計画から完成お引渡し、アフターメンテナンスまでの流れに沿って、総合した知識が身につきます。

1.コーディネートフィー含めた資金計画の立て方
2.住宅の取得方法や構造について
3.お客様がまずすべきことと住まいづくりにおける重要なこと
4.よくあるご相談事例と解決策
5.土地の選び方、建築会社の選び方
6.控除される税金について
7.近年始まった省エネ法について

まとめ

今回は住宅の営業が持つと役に立つ資格についてご紹介しました。

今回ご紹介した資格は、住宅に関する知識を増やし、お客さまが理想とする住宅を建築するためのサポートにつながります。

ほかにも、お客さまからの信頼獲得や、自分に自信を与えてくれたり、資格はさまざまな形でキャリアアップの助けになってくれるでしょう。

もちろん、いきなり「すべての資格を取得しよう!」と意気込む必要はありません。少しでも気になる資格、興味のある資格の試験を受けることから始めてみてはどうでしょうか?


関連サービスを見る

編集部
編集部
工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

関連する最新コラム