住宅メーカー人事部必見! 営業職向き人材5つの特徴とは
さまざまな業界に営業職が存在していますが、住宅メーカーの営業に向いている人はどのような人材なのでしょうか?
人事部は、その人が住宅メーカーの営業に向いているかどうかを見定め、それぞれの個性や能力を営業活動に活かすことができるかを見極める必要があります。
今回は住宅メーカーの営業にスポットを当て、向いている人材の特徴を解説します。
目次[非表示]
- 1.住宅メーカーの営業の仕事内容とは?
- 2.住宅メーカーの営業に向いている人の特徴
- 2.1.人が好きで、人との関わりを苦に感じない
- 2.2.知識を積極的に取り入れる勤勉さ
- 2.3.プレッシャーに強い
- 2.4.スケジュール管理力がある
- 2.5.提案力がある
- 3.住宅メーカーの営業職に合う経験や資格とは?
- 3.1.営業経験または接客経験がある
- 3.2.アピール力を見る
- 3.3.住宅メーカーの営業職に有効な資格を保有している
- 4.それぞれの個性と能力を見出して明るい営業部を築こう
住宅メーカーの営業の仕事内容とは?
まず、住宅メーカーの営業がどのような仕事をするのかを、把握することが重要になります。仕事内容を把握することで、営業職の持つべき資格や活かせる経験を確認することができます。ここでは、営業職の仕事内容を確認、整理していきましょう。
顧客の集客
住宅メーカーの営業は、新規のお客さまの呼び込みに力を注ぐことが重要になります。
お問合せされたり住宅展示場に足を運んでくれたお客さまに対して、お客さまの不安点をサポートしながら商談することで見込み客をつくっていきます。
提案やアドバイス
お客さまの住宅づくりに対する要望を把握し、さまざまな部署や外注業者とコミュニケーションをとって、お客さまの予算に合わせた住宅づくりを提案します。
ほかにも、お客さまに住宅ローンや税金について、具体的に相談・アドバイスを行っていきます。
住宅はほとんどの人が何十年もローンを組んで返済し続けていくことが一般的です。そのため、人生設計を聞きながら相談・アドバイスを行っていくことが大切になります。
施工段階のフォロー
住宅の施工が始まると、施工の状況をお客さまに報告したり、実際にお客さまと一緒に現地へ行ったりして完成するまでフォローが必要になります。こうした密なフォローを営業マンが行うことでお客さまに安心感を持ってもらうことができます。
アフターフォロー
住宅メーカーの営業は、引き渡しが完了してもお客さまとの付き合いは続きます。法律により、建物引き渡しから10年は不具合の修理・補修をすることが義務付けられているため、住宅の状況を確認する必要があります。
また、施工主へ向けたイベントを開催し、リフォーム営業を行うこともあるため、長期にわたっての付き合いが必要になります。
住宅メーカーの営業に向いている人の特徴
住宅メーカーの仕事内容を把握できた上で、どのような人材が住宅メーカーの営業職に向いているのか特徴を見ていきましょう。
人が好きで、人との関わりを苦に感じない
住宅メーカーの営業職は、お客さまだけではなく各部署や外注先の人ともコミュニケーションをとって活動していきます。また、銀行や取引先との付き合いなど人脈も幅広く、長期にわたって良好な関係を保つことも必要となります。
契約にも営業マンの人柄が大きく関わるため、人と接することを苦に感じることがなく楽しめる人が向いているといえるでしょう。
知識を積極的に取り入れる勤勉さ
お客さまの窓口となる営業マンは、多方面にわたる知識を持たなくてはなりません。住宅メーカーの建築構造や新しい設備、動向、不動産、住宅ローンの金利や人生設計を見込んだローン相談、税金、社会情勢など、挙げたらキリがないほどあります。
お客さまは信頼のできる営業マンを求めています。いつでも最新の知識を持ってお客さまの不安点を解消できるかが成約に結びつくポイントとなります。
プレッシャーに強い
住宅メーカーの営業職は結果主義の仕事です。いくら人柄がよく、勤勉さがあっても結果を出さなければいけないというプレッシャーを常に感じることになります。
どの部署にも通じる部分ですが、結果を出すことへ前向きな姿勢で取り組むことができ、かつ成約につながらなかったときに気持ちを切り替えて行動ができることが、営業職には重要になります。
スケジュール管理力がある
住宅メーカーの営業職は、お客さまや設計士・施工業者などとやり取りをしながら仕事を進めていきます。さまざまな人と関わりながら仕事をするので、納期や打ち合わせの日程から逆算したスケジュール管理などをして予定を組み立てていくことが大切です。
また、スケジュール管理を行う上で意識すべきことは、効率の良さです。調整能力が高く、効率化を意識した調整を行うことが住宅メーカーの営業職には求められます。
提案力がある
営業職一番の腕の見せどころは、提案する場面でしょう。
お客さまの要望を取り入れた提案を、お客さまの心に響くように伝えることが重要になります。専門用語を分かりやすい表現に替え、お客さまに納得してもらうことが求められます。
柔軟性があり、自然と話に引き寄せられる話し方ができる人材が営業職に向いています。
住宅メーカーの営業職に合う経験や資格とは?
営業部の人材を見極める際は、経験や資格もチェックしましょう。営業職に活かせるポイントを紹介します。
営業経験または接客経験がある
営業職はコミュニケーション力や提案力が必要となります。住宅メーカーではない異業種での営業職でも、経験している場合は、実績である具体的な数字を見ると判断しやすいです。
また、営業職は未経験な場合でも、飲食店や販売員など接客をメインとしている職業の場合はコミュニケーション力が高いと見込めるので、活かせられると考えてよいでしょう。
アピール力を見る
自身のアピール力は提案力につながります。選考を進めていく中で、自分をどう表現しているか、人を引きつけられるようなアピール力があるかを見ることにより、営業力の高さを確認することができます。
住宅メーカーの営業職に有効な資格を保有している
住宅メーカーの営業職に有効な資格とは、宅地建物取引士、インテリアコーディネーター、ファイナンシャルプランナーなどの資格です。
保有している場合は、持っている知識を活かした業務が期待できます。また、知識を身に付けることに前向きな姿勢があると判断できるので、勤勉さを活かすこともできそうです。
それぞれの個性と能力を見出して明るい営業部を築こう
営業職は結果主義のためシビアな世界にも思えますが、紹介した特徴を持つ人材であれば、会社全体を明るい未来へ導くチームをつくれるでしょう。
人との付き合いは相性も関わってくるため、さまざまな個性や能力を持つ営業部をつくることで、契約の幅が広がることが期待できます。
人材の魅力を見いだし、よりよい会社に築き上げるところが人事部の腕の見せどころです。