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サイト運用中は必ずチェック! アクセス解析で効果的なマーケティング

住宅メーカーがマーケティングを強化するために、サイト運営を活用する事例が増えていますが、サイト運営中に行っておくべきこととしては“アクセス解析”があります。

アクセス解析では、さまざまな指標をチェックすることでサイトの状況を客観的に分析できるため、サイト運営で不足している部分を改善していくことで、マーケティング効果の向上が期待されます。

今回は、アクセス解析にまで手が回らないマーケティング担当者に向けて、アクセス解析の重要性をお伝えします。

目次[非表示]

  1. 1.ユーザーアクセスが重要視される理由とは?
  2. 2.アクセス解析を行うための主な指標は?
    1. 2.1.ページビュー(PV)
    2. 2.2.ユニークユーザー数
    3. 2.3.直帰率
    4. 2.4.離脱率
    5. 2.5.平均セッション時間
  3. 3.ユーザーアクセスで使用する解析ツールは?
    1. 3.1.Googleアナリティクス
    2. 3.2.RTmetrics
    3. 3.3.UserInsight
  4. 4.分析内容よってツールを検討

ユーザーアクセスが重要視される理由とは?

自社サイトを制作し、実際に運用を始めたら、ユーザーアクセスに関する分析を行うことが重要となります。

その理由は、制作したサイトが有効に機能しているかどうかを数値で客観的に分析できるためです。

例えば、ユーザーアクセスの指標として、“ページビュー(PV)”と呼ばれるものがあります。ページビューについて簡単に説明すると、サイト内のあるページが何回表示されたかを表す数値で、ページビューが増えるほど、多くの人に閲覧されていることになります。

もし、ページビューが予想していたよりも少ない場合、“なぜ、ページビューは少ないのか”という原因を分析することができます。

そして、“ページビューを増やすためには、どうすればいいか”と考えることができ、“コラムを定期的に配信してサイトのリピーターを増やす”ということや、“サイトの構成が古いので、新しいサイトにリニューアルする”などの対策を打つことが可能となります。

これらの対策を講じることによって、ページビュー数が増えれば、サイトの認知度が高まっていることが読み取れます。

サイトの運営状況を確認するためにも、ユーザーのアクセス解析は重要といえるのです。

アクセス解析を行うための主な指標は?

アクセス解析ツールを使ってサイトの解析を行うには、さまざまな指標を分析する必要があります。

ここでは、アクセス解析ツールで使用する主な指標を紹介します。


ページビュー(PV)

ページビューとは、サイト内のあるページがどれだけ表示されたかを示す数値のことです。

ページ別のページビューを確認することにより、多く閲覧されているページや、さほど閲覧されていないページが一目で分かります。

そのため、多く閲覧されているページのページビューを伸ばしたり、あるいは、ページビューが少ないページに修正を加えたりして、ページビューを改善する対策を講じることができます。

なお、ページビューは、あるページを訪問した人の数とは一致しない場合がある点に注意が必要です。

例えば、1人の人があるページに3回アクセスした場合、ページビューは“3”となります。


ユニークユーザー数

ユニークユーザー数(UU)とは、一定の期間内において、サイトのあるページに何人訪問したかを示す数値です。

例えば、あるページに3人の人が訪れ、全員がそのページを1回ずつ閲覧した場合、ユニークユーザー数、ページビューのいずれも“3”となります。

また、あるページに3人の人が訪れた場合、そのページをAさんが1回、Bさんが2回、Cさんが3回閲覧した場合、ユニークユーザー数は“3”となりますが、ページビューは“6”に増えます。

あるページに対する人気の高さは、ページビューでも理解できますが、人気の高さをより正確に測定するのであれば、ユニークユーザー数で判断できます。


直帰率

直帰率とは、サイト内のあるページを訪れたときに、そのページだけを見てサイトから離れた人の割合を指します。

直帰率が高い場合、サイト内のページを訪れたユーザーにとっては、そのページから得られる情報が少ないと判断しているとみられるため、ページ内容の見直しを検討した方がいいでしょう。

直帰率は、(あるページから直帰した数÷あるページから始まったセッション数×100)で計算できます。

直帰率は、サイト内のあるページからセッションが始まった場合に限り、計算の対象となります。


離脱率

直帰率に似ている指標として“離脱率”があります。

離脱率とは、ページが開かれた回数に対して、どのくらい離脱したかを示す数値で、計算式は(あるページの離脱数÷あるページのページビュー数×100)となります。

離脱率が高いページは、他のページを閲覧した後に訪れたページの場合もあるため、サイト内のページ全体で見れば、サイトそのものには問題がないといえるものの、離脱率の高いページ自体は見直す必要があるといえそうです。


平均セッション時間

平均セッション時間とは、ユーザーがサイトに訪問している平均時間のことを指します。
平均セッション時間が長いほど、サイトに対して興味を感じているといえます。

Googleアナリティクスの平均セッション時間で気をつけたいのは、そのサイトで最後に訪れたページのセッション時間は平均セッションに含まれないことです。

例えば、ある人がサイトを訪れたときに、Aページのセッション時間が5分、Bページのセッション時間が10分、Cページのセッション時間が20分とします。

Cページの次は別のサイトを閲覧した場合、その人のセッション時間は(Aページ+Bページを閲覧した時間)だけとなり、5分+10分=15分と計算されます。

また、Aページだけ閲覧して直帰した場合は、その人のセッション時間は0分となる点に注意が必要です。

ユーザーアクセスで使用する解析ツールは?

ユーザーアクセスで使用する解析ツールには、無料で利用できるものや、有料となるものがあります。

ここでは、主なアクセス解析ツールについて紹介します。


Googleアナリティクス

ユーザーアクセスで使用するツールとして一般的なものとしては、「Googleアナリティクス」があります。

Googleアナリティクスは、Googleが提供しているアクセス解析ツールで、無料で利用できます。

Googleアナリティクスを利用することで、ページビューやユニークユーザー数、直帰率など、アクセス解析をする上で必要な指標をチェックすることができるので、サイトを詳細に分析することができ、サイトの改善につなげていくことが可能です。


RTmetrics

RTmetricsは、有料のアクセス解析ツールですが、大規模なサイトのアクセス解析に適していること、ユーザー一人一人の細かい分析が可能である点が特徴的です。

リアルタイムの分析にも対応しており、より細かいアクセス解析を行う場合に適しています。


UserInsight

UserInsightも有料のアクセス解析ツールです。

数値を用いたアクセス解析のほかにも、最も視聴されているページが際立ち、視聴されていないページは薄い色で表示される“ヒートマップ機能”が採用されており、一目で見て分かりやすいことが特徴です。

また、年齢構成や男女比、地域分析など、“ユーザー属性分析”を行うため、アクセス解析データと組み合わせることによって詳細な解析が可能となります。

分析内容よってツールを検討

アクセス解析で重要なことは指標の分析ですが、それによってマーケティングを効率的に行うことが可能となります。

無料で利用できるGoogleアナリティクスでも十分な分析が可能ですが、より詳細なアクセス解析を行うのであれば、有料のアクセス解析ツールの利用も検討してみましょう。


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編集部
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工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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