マーケティング

工務店に適した広告とは?

かつて、広告といえば新聞の折り込みチラシやテレビ・ラジオのコマーシャルなどが一般的でしたが、最近はインターネットを介した広告が増えてきています。

多くの人がスマートフォンを所有し、情報検索にSNSや動画サービスなどを利用している現在。「何を選択すれば高い広告効果が得られるのか分からない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、工務店の集客を成功に導く広告施策や、広告を行う際に押さえておきたいポイントを解説します。

目次[非表示]

  1. 1.広告の目的とは?
    1. 1.1.社名の認知度向上
    2. 1.2.行動の喚起
    3. 1.3.意思決定の喚起
  2. 2.工務店に適した広告施策とは
    1. 2.1.①SNS広告
    2. 2.2.②リスティング広告
    3. 2.3.③SEO対策
    4. 2.4.④ポータルサイト
    5. 2.5.⑤バーチャルモデルハウス
  3. 3.まとめ

広告の目的とは?

広告施策にはさまざまな手法がありますが、手法を選ぶ前に目的を正しく理解することが大切です。工務店の広告は、以下の3つの目的があります。


社名の認知度向上

工務店の場合、地域の住宅づくりをターゲットに事業を展開していることが多いでしょう。ローカルエリアで営業していくためには、地域での認知度が大切です。

人間関係においても、まったく知らない相手を信頼することは難しいのではないでしょうか。工務店も同様です。聞いたこともない工務店よりも、よく名前を聞く工務店のほうに安心感を覚えるでしょう。つまり「社名を知っている」ということは、集客のチャンスになります。

また、競合他社よりも有利に働く要素として挙げられるのも認知度といえます。顧客が住宅づくりを検討したとき。自社を選択肢に入れてもらうことが不可欠。まずは自社を知ってもらうことを目指すことが大切です。

社名の認知度向上の施策は以下が挙げられます。

  • 住宅展示場
  • 看板
  • テレビ・ラジオ
  • 交通広告


行動の喚起

自分自身の理想の住宅を夢見ている人は多いでしょう。ただし、実際に行動できる人は一部です。多くの人は住宅展示場への来場や資料請求などの行動を起こすとき、慎重になる傾向が見られます。

そのため「この工務店のモデルハウスを見てみよう」「このイベントに参加してみよう」と行動を促すことが大切なのです。

行動の喚起は、実際に来場やお問合せをいただくことが目的。行動に映しやすいよう分かりやすい設計を心がけましょう。

行動喚起の施策は以下が挙げられます。

  • チラシ
  • ホームページ
  • テレビ・ラジオ
  • SNSなど


意思決定の喚起

住宅づくりを検討している顧客は、まず「どこに相談するのか」という意思決定を迫られます。しかし、住宅づくりは一生に一度の大きな買い物です。なかなか決断できないのも当然といえます。

そのため、自社を確実に選んでもらえるように意思決定を促すことが必要なのです。

すでにイベントへの来場や商談などで接点を得ている見込み客の場合でも、何かがきっかけで選択肢から外されてしまうこともあります。最終決断の決め手になるため、自社が信頼に足る工務店だと示すことが大切です。

意思決定喚起の施策は以下が挙げられます。

  • ホームページの充実
  • スタッフの対応

工務店に適した広告施策とは

最近はオンラインで情報検索することが当たり前の時代です。

「スマートフォンやパソコンは使っているけれど、集客や広告としての活用方法は分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、オンラインへの対応はこれからの社会では不可欠です。

この章では、工務店の集客に適したオンライン施策を紹介します。


①SNS広告

SNSは、双方向的な関係性を構築できる手段としてさまざまな企業が広告に取り入れています。SNS広告では企業アカウントを作成し、イベントや商品・サービスの案内などに活用するのが主流となっています。

SNS広告といっても、媒体となるSNSには以下のようにさまざまな種類があります。

  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Facebook
  • Pinterest
  • YouTube

それぞれに異なる特徴があるほか、利用者の年齢層も異なります。ターゲットに合わせて選定しましょう。ただし、あまり広告色が強すぎると投稿を読んでもらえないこともあります。まずは、フォロワーを増やすことを第一の目的に考えましょう。


②リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に表示される広告を指します。検索ワードと連動しているため、検索連動型広告と呼ばれます。住宅づくりに前向きな顧客にリーチしやすい手法です。


③SEO対策

インターネット検索では、多くの人が上位に表示されているページをチェックするのではないでしょうか。

SEO対策は、自社サイトのページがGoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果の上位になるように行う施策です。検索ワードを入力してサイトに訪れるユーザーは、お問合せや資料請求、来店に直結しやすい存在です。

また、常に検索上位に表示されていることで、多くの人の目に触れる機会が増え、中長期的な集客が期待できます。


④ポータルサイト

ポータルサイトへの登録も集客のための施策の一つ。ユーザーが自社サイトを知る・接点を持つためのチャネルを増やして、認知度を高める効果が期待できます。

複数の企業が横並びで表示されるため、特徴を表現しにくいという点もあります。反響があった場合はすぐに追客できるようにしておきましょう。


⑤バーチャルモデルハウス

新型コロナウイルス感染予防の観点から、工務店やハウスメーカーなどのさまざまな住宅ビルダーが、オンラインでモデルハウスが見学できる仕組みを導入しています。

その一つがバーチャルモデルハウスです。バーチャルモデルハウスは自宅にいながらいつでも好きなときにアクセスできるため、非接触が求められる新しい生活様式に適した施策といえます。

▷バーチャルモデルハウスについてはこちらの記事もご覧ください。

住宅展示場の新しいスタイル“バーチャルモデルハウス”で営業を効率化!

まとめ

インターネットの普及やコロナ禍による新しい生活様式の浸透などで、人々の行動も変化しました。それは広告の分野でも例外でなく、SNS広告やSEO対策が当たり前となっています。

そのため、集客効果の高い広告施策を実施したくても、「何が適切なのか分からない」「オンライン対応の準備ができていない」というケースも多いのではないでしょうか。

まず、広告施策を検討する際は、広告を打つ目的を正しく理解することから始めましょう。目的が明確になることで、おのずと自社に不足していることが何か分かるはずです。

LIFULL HOME'Sでは、貴社の集客に役立つサービスをご紹介しております。ぜひお気軽にご相談ください。

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編集部
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工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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