営業と笑顔の深い関係性。自分を高める笑顔のつくり方
住宅メーカーの営業担当者は、住宅の設備や建材、住宅ローンなど幅広い知識が必要となりますが、笑顔が大きな武器になるということにも注目するべきでしょう。
「人の印象は5秒で決まる」と言われるほど、第一印象はとても大切なものになり、笑顔はよい第一印象を持ってもらうためには欠かせない効果を持ち合わせています。
今回は、笑顔がもたらす効果と、売り上げの向上が期待できる笑顔のつくり方をご紹介いたします。
目次[非表示]
- 1.笑顔が生み出す効果とメリットとは?
- 1.1.好印象を与える
- 1.2.脳が活性化する
- 1.3.自律神経が安定する
- 1.4.お客さまとの関係を良好なものにする
- 2.笑顔のつくり方とは
- 3.笑顔を極めて自分のファンをつくろう
笑顔が生み出す効果とメリットとは?
営業担当者が笑顔でお客さまを出迎えることが「なぜよい効果をもたらすのか」「どのようなメリットがあるのか」を探っていきましょう。
好印象を与える
笑顔には場の雰囲気を和らげ、攻撃性がないことを示す効果があります。攻撃性がないことを示すと、お客さまの警戒心を解くことができ、安心感を与えることができるようになります。
不安や緊張感を持ちながら来店するお客さまもいるので、そういった気持ちをほぐすためにも営業担当者は笑顔で対応することを心がけ、スムーズなコミュニケーションを取れるようにリードしていくことが大切です。
脳が活性化する
笑顔は血行を良くする作用があり、脳の血流が良くなるといわれています。脳の血流が良くなることで“海馬”という記憶力をつかさどる部分や“大脳新皮質”という計算や思考、予想力などの知性をつかさどる部分が活性化するということがわかっています。
また、笑顔になると脳内には幸福を感じるホルモンや、やる気を高めるホルモン、心地よいと感じるホルモンが分泌されることが解明されており、笑顔には営業のパフォーマンスを高める効果があると、科学的な面からも推奨されています。
自律神経が安定する
自律神経とは、内臓の動きや体温を調整する神経で、身体にも心にも深い関係性があり、健康には欠かせない神経です。笑顔になるとリラックスさせる自律神経の中の“副交感神経”という部分がバランスを取って働くようになります。
バランスが良くなることで興奮や不安、イラつきを抑えることができ、安定した心でお客さまの対応ができるようになります。
お客さまとの関係を良好なものにする
笑顔には親しみやすさを感じさせる効果と強い伝染力、共感能力があると言われています。笑顔を見せることで相手を反射的に笑顔にさせる力があり、親しみやすさを感じる笑顔のコミュニケーションは安心感と好感を与えることができます。
お客さまの感じている不満や不安、希望などを話しやすい環境をつくることで、お客さまの満足度が高いコミュニケーションが取れるようになるのです。
また、笑顔は共感能力を高めることができるので、営業担当者が笑顔で好意的な態度を示すことにより、お客さまも営業担当者に対して好意的な印象を持ちやすくなるでしょう。
共感能力は商談にも有効で、営業担当者がオススメしたことを、お客さまも共感してくれる可能性が高まります。話や物事がプラス思考でポジティブに進みやすくなるため、良好な関係性を築きながら住宅づくりのサポートができるようになることが期待できます。
笑顔のつくり方とは
笑顔のもたらす効果はビジネスシーンに欠かせないものであるということがわかりましたが、ぎこちない笑顔では効果は期待できません。
自然な笑顔でいることができるようにコツを押さえましょう。上記で紹介した効果やメリットをもたらす笑顔のつくり方をご紹介します。
筋肉をほぐす
普段笑顔をつくり慣れていない場合、顔の筋肉がこわばっている可能性があります。笑顔の練習の前に顔全体をマッサージして表情がつくりやすいようにすることがオススメです。
入浴しているときや、入浴後など体が温まってリラックスしているときには筋肉がほぐれているので、そのようなタイミングで笑顔の練習をすることもオススメです。
目を細めて笑う
「目が笑ってない」という言葉があるほど、目元は特に大切なポイントです。口元だけ口角を上げても、相手から見ると笑っていないと捉えられてしまうので、目元には重点的に意識を向けましょう。
三日月をつくるように細めて笑うことがポイントです。鏡を使い、口元は隠して目元を重視した練習をすると、よい笑顔ができるようになります。
頬の山を意識する
人は笑うと頬の部分が盛り上がります。頬の盛り上がりのある笑顔は親しみを与えることができ、好感を持たれる笑顔になります。頬の盛り上がりにも注目して笑顔をつくることがオススメです。
歯を見せて笑う
口元は口角を上げて、上の歯を見せるようにして笑うと魅力的です。このときに下の歯が出ないようにすることがポイントとなります。
そのため、お客さまの前に出る前には口の中のエチケットは欠かさずに行いましょう。
声にも笑顔を含める
表情は声とも深い関係性があります。自信がないときには声が小さくなり、姿勢も悪くなってしまいますが、笑顔で口角を上げて話すことを心がけると姿勢がよくなり、声が出しやすくなります。
笑顔が含まれた声は優しさや、やわらかさ、安心感のある印象を与えることができます。電話で話すときに、録音して、自分で聞いてみるなどして、声に注目した練習を行うこともオススメです。
笑顔を極めて自分のファンをつくろう
1日1分間鏡の前で笑顔の練習をするだけで笑顔の質を上げることが期待できます。自分の笑顔に自信をつけることにより、さらに笑顔が出やすくなるので、積極的に笑顔の練習を行うことがオススメです。
「あなたが営業担当者でよかった!」と思ってもらえるファンづくりの第一歩を踏み出しましょう。