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住宅会社が考えるべきコストダウン。管理の無駄を省く方法とは?

住宅市場は、少子高齢化による世帯数の減少や、住宅業界の人員不足といった社会問題を受け、需要と供給の縮小が懸念されています。


近年、中古市場やリノベーション住宅が人気を集めており、住宅の建設や購入において、「コストパフォーマンスの高い住宅を選びたい」という要求が増えつつあります。


こういった市場の変化から、工務店やハウスメーカーなどの住宅業界では今後ますます価格競争の拡大が予想されており、企業が収益を得るためにはコストダウンが必要不可欠といえます。


本記事では、住宅業界が抱えるコストダウンの課題において、どのような対策方法があるのか解説します。

目次[非表示]

  1. 1.住宅事業にとって重要なコストダウン問題
    1. 1.1.少子高齢化による新築住宅の需要の縮小
    2. 1.2.人員不足による労働生産性の減少
  2. 2.建設費のコストダウンには原価管理が重要
  3. 3.管理の効率化によるコストダウン
  4. 4.まとめ

住宅事業にとって重要なコストダウン問題

住宅事業にかかわる企業にとって重要な焦点となるコスト問題ですが、その改善が求められる背景には、“少子高齢化による住宅需要の減少”と”住宅業界の人手不足”が挙げられます。


少子高齢化による新築住宅の需要の縮小

少子高齢化によって、今後世帯数が減少すると予想されています。

また、住宅購入者の基盤となる30代の平均年収や金融資産は、高度経済成長期から大きく減少しています。

これらのことは、新築住宅の着工戸数の減少にも影響します。


さらに、消費者ニーズは、“安くて経済的なもの”から、“付加価値には対価を払う”傾向へという変化が見られます。


現在では、新築のみにこだわらず、予算や仕様を重視するという理由から、中古住宅やリノベーション住宅への関心も高まっています。これにより、不動産会社をはじめ、工務店や住宅メーカー、建材メーカーなどの幅広い分野の企業がリフォーム事業に参入しています。

企業同士の価格競争に打ち勝つためには、コストダウン努力が求められるでしょう。


人員不足による労働生産性の減少

労働人口の減少については、多くの業界にとって深刻な問題です。

なかでも建設業界は人員不足が顕著です。

建設業界では労働人口の3割が55歳以上と高齢化が進んでいるほか、ほかの産業に比べて、時間あたりの労働生産性も低いことがわかっています。特に中小規模の建設会社や工務店では、複数の企業と請負契約を交わしていることが多く、作業工程や管理が煩雑になってしまうという課題があります。そして、それによって業務効率が下がってしまうというケースも見られます。


今後、建設業界は若手への技術継承が必要になる一方で、雇用を増やすリスクも考えなければならず、生産性向上によるコストダウンは避けられない問題となっています。

(出典:国土交通省「建設産業の現状」)

建設費のコストダウンには原価管理が重要

ハウスメーカーや工務店ができるコストダウンとして、“建設費の削減”が挙げられます。

請負生産が基本となる建設業界では、施工期間や発生する作業、必要とする資材などが施工内容によってさまざまです。現場によって事情が異なる原価管理を適切に行わなければならず、コストを最小限に抑えて利益率を高めるためには、着工前の原価予算設定が必要不可欠といえます。


しかし、ときには施工に1年以上の期間を要する場合もあり、施工の進捗に応じた収支管理や間接費などを考慮しなければならず、原価管理は複雑となります。また、外注することがある場合は、資材費や人件費、経費のほかに、外注費を含めた原価を算出しなければなりません。


建設費のコストダウンを図るには、施工内容別の実効予算を作成するとともに、施工段階に応じた予算と実績の差異を分析して、供給過剰にならないようにコントロールすることが重要です。そのためには、複雑な原価管理を効率化する“ITツール”の活用も検討するべきといえるでしょう。

管理の効率化によるコストダウン

住宅業界のコストダウンを進めるにあたって、従業員の作業効率化も考えなければなりません。


効率よく業務を行うためには、IT管理ツールを活用して営業管理を徹底したり、顧客分析などのマーケティング業務を他社に委託したりすることで、従業員の生産性や作業効率の向上につながります。


また、ハウスメーカーや工務店においては、集客から営業・成約・着工までのワークフローを見直すことも重要です。1件の成果を得るために無駄なフローがあると、人件費や経費の無駄を生んでしまいます。

まとめ

住宅業界では、顧客ニーズの変化や市場規模の縮小によって、住宅建設におけるコストダウンが避けられない課題となっています。しかし、資材費を削減して住宅の品質を下げてしまうのではなく、品質を保ちながら無駄なコストを削減する方法を考えなければなりません。


ハウスメーカーや工務店においては、資材費や労働費、外注費などの原価管理のほか、作業工程を最適化して業務効率を高めることが重要です。適正な管理を行うためには、ITツールの導入も手段のひとつです。


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注文住宅 Business 編集部
注文住宅 Business 編集部

注文住宅のプロである工務店・ハウスメーカー様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、最新の時事ネタなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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