経営・マネジメント

社内の空気をガラッと変える!社員面談の3つのポイント

商品やサービスの質を向上するためにも、社員同士の関係や、社内の空気をよくすることは重要です。

商品やサービスを作る社員のモチベーションが低い場合、商品やサービスの質に影響が出ることもあります。

社内の空気が悪いのであれば、今すぐ原因を突き止めて解決する必要があります。
そのために必要なのが社員面談です。社員と社長がコミュニケーションを取ることで、社長からは見えない社内の一面を探ります。

部下との関わり方を少し意識するだけで、社内の空気は大きく変わってくるでしょう。

目次[非表示]

  1. 1.社内の問題は社員が知っている
  2. 2.聞き役に徹する
  3. 3.問題改善の意思を見せる
  4. 4.間接部門の意見を軽んじない
  5. 5.まとめ

社内の問題は社員が知っている

社内環境の現状把握をするには、社内で過ごしている社員に聞くのが早いでしょう。
そのために社員面談を積極的に行うことが必要です。

社員一人一人が独自の視点を持っているので、多種多様な視点で社内を見ることができます。

ある社員にとっては快適な社内環境であったとしても、多くの社員が不満を持っている場合はよい社内環境とは言えません。
すべての社員から話を聞けば、社内の問題の大枠が把握できるでしょう。

また、社員が仕事に対して積極的に意見するようになるのも大きなメリットです。

社員面談でコミュニケーションを重ねることで、上司に対して意見することに抵抗がなくなっていきます。
逆に、社員が発言しにくいと社長の意見をすべて肯定してしまい、社長の判断が間違っていた場合に軌道修正が難しくなります。

他者の視点を取り入れるという点で社員面談は重要です。

ただし、いきなり「思っていることを何でも言ってくれ」と言っても、社員は本音をぶつけることはできません。

どうしても上司相手には気を使ってしまいます。今回は社員面談で意識すべきポイントを3つ紹介します。

聞き役に徹する

社員は会社や上司に対する不満をなかなか言いにくいものです。

社員には「自分の意見が間違っていたらどうしよう」「意見が合わなくて人間関係が崩れたら嫌だな」という不安があります。社員にとって会社や上司を否定することは勇気が必要なことなのです。

つまり、社員が思っていることを素直に言いやすい環境をつくってあげる必要があります。

まずは聞き役に徹して社員の意見を受け止めましょう。
その際に避けるべきなのは、社員の意見を真っ先に否定することです。
まずは意見を聞く姿勢を社員に見せなければいけません。

避けるべきなのは、社員の意見を真っ先に否定することです。
社員が勇気を持って言ってくれた意見を否定してしまうと、社員は自信を失って「意見を言っても改善してくれないんだな」という気持ちになり、何に対しても意見を言わなくなります。
最初に必要なのは「社長は私たち社員の意見を聞いて真剣に考えてくれる」という信頼関係を構築することです。

社員がよい意見を持っていたとしても、始めはなかなか意見を言ってくれないかもしれません。
しかし、聞く姿勢を見せ続ければ必ず社員は本音をぶつけてくれるでしょう。粘り強く社員の話を聞いて、本音を引き出しましょう。

問題改善の意思を見せる

社員との信頼関係が構築できたら、社内にある不満が次々と出てくるでしょう。
それに対して社長がするべきことは言い訳ではありません。原因を見つけ問題を解決することです。

原因がはっきりしているものには素早く対処しましょう。

「後でやっておくよ」などと言って先延ばしにすると「本当に対処してくれるのかな」と社員を不安にさせてしまいます。

仕事のスピードは信頼関係に直結します。
すぐに対処できない場合は期日を決めて、その期日までに対処しましょう。
期日を守ることで問題を解決する意思を社員に見せることができます。

原因がすぐわからない場合は、社員と話し合って解決策を探しましょう。

アイデアを出せば、社員側からよい解決策を提案してくれるかもしれません。
ここでも重要なのは問題に対する熱意や意思を見せることです。

社長の真剣さが社員に伝われば、社員は「社長が本気なら自分も頑張らないと」という気持ちになり、社内全体のモチベーションアップが期待できます。

間接部門の意見を軽んじない

いわゆる間接部門の社員は直接部門のサポートをするために、普段から人間関係をよく見ています。

特に信頼を集めている社員は誰か、逆にあまり好かれていない社員は誰か、仕事に熱心に取り組んでいる人は誰かなど、社員一人一人の特徴を知るには間接部門の社員から話を聞くことが必要不可欠です。

同様に、抜擢人事の際には間接部門の意見を取り入れましょう。
なかには意見や考えを持っていても、上司に言えない社員がいます。

間接部門の社員のほうが社内を俯瞰で見ることができているので、そういった埋もれている社員を見つけやすいです。
間接部門の社員の意見を参考に、社員の状況を把握しましょう。

まとめ

今回は社員面談の重要なポイントついて説明しました。

社員面談はコミュニケーションなので、社員との信頼関係の構築が最重要です。
社員とのコミュニケーションが活発になれば自然と社内の空気はよくなり、仕事への熱意が高まっていくでしょう。

社員からの意見を聞き出して社内の問題を解決することも社長の仕事です。
社員面談を有効活用して社内の現状を把握し、経営改善を図りましょう。


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編集部
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工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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