マーケティング

顧客を掴むOne to Oneマーケティングを知ろう!

デジタルマーケティングは、誰もがインターネットを利用する現代では欠かせません。デジタルマーケティングでは顧客を大衆ではなく特定の個人として捉え施策を実行する必要があります。

そこで提案したいのが、One to Oneマーケティングという手法です。

この記事ではOne to Oneマーケティングの概要とメリット、さらに具体的な機能についても紹介しています。

目次[非表示]

  1. 1.顧客視点で見る広告
  2. 2.One to Oneマーケティングとは?
  3. 3.One to Oneマーケティングのメリット
    1. 3.1.個人に合わせた情報提供
    2. 3.2.費用対効果の向上
  4. 4.One to Oneマーケティングの具体的な機能
    1. 4.1.レコメンデーション
    2. 4.2.リターゲティング広告
  5. 5.まとめ

顧客視点で見る広告

インターネットで情報を探す顧客は、自分にとって有益な情報ばかりを得ようとします。

価値を見いだす情報は人によって違います。つまり、画一的な情報を発信するマスマーケティングの効果は時代の流れとともに薄くなっているのです。

ご自身のことを思い出してみてください。Webサイトを閲覧しているとき、興味のない広告が出てきて、「このサイト、広告が邪魔で見にくいな」と感じた経験はありませんか。テレビを見ているとき、CMが始まったらトイレに席を立った経験が一度はあるはずです。

このように、自分にとって有益だと思えない情報は、避けられてしまい、時には不快感を与えてしまうこともあります。顧客に対して、強制的に情報を押しつける広告は今の時代に合っていないといえるでしょう。

そこで、顧客一人ひとりに有益な情報を与えるのがOne to Oneマーケティングです。

One to Oneマーケティングとは?

One to Oneマーケティングとは、顧客の趣味嗜好によって発信する情報を変えることで、顧客一人ひとりに合わせて行うマーケティング手法のことです。

テレビのCMなど、画一的な情報を発信するマスマーケティングとは対極に位置します。

One to One マーケティングは、ITの発達によって注目が高まりました。

Webサイトを訪れた顧客が次にどのサイトを訪れたのか、このページを閲覧した顧客は直後に商品を購入しやすい、などの情報を得ることができます。インターネットを通じて顧客の趣味嗜好を知ることが可能になったのです。

One to Oneマーケティングのメリット

個人に合わせた情報提供

One to Oneマーケティングのメリットは、顧客が求めている情報をピンポイントで提供できることです。

例えば、ある顧客が1Rの賃貸住宅についてWeb上で調べたことがわかったとします。1Rということから、一人暮らしを検討している可能性が高いことがわかります。

そこに「家族で安心して住める部屋」といった広告を出しても効果は薄いでしょう。家賃の安さをウリにした住宅の広告を出したほうが高い効果が期待でき、個人に合わせた有益な情報のみを提供することで、顧客からの信頼を獲得につなげることができます。


費用対効果の向上

また、マスマーケティングよりも費用対効果が高いことが見込めます。事前に顧客の趣味嗜好がわかっているので、興味を示す可能性の高い顧客にのみ広告を発信することができます。

よって、マスマーケティングと比較して広告に反応する顧客の割合が高くなるのです。

One to Oneマーケティングの具体的な機能

では、具体的にどのように情報を発信していけばよいのでしょうか。今回は2つの機能を紹介します。


レコメンデーション

Amazonで商品の購入、もしくは商品ページを閲覧すると必ずオススメ商品が出てきます。YouTubeで動画を見ていても関連動画がたくさん表示され、興味が湧きクリックしてその動画を視聴した経験がある方もいるでしょう。

このオススメ機能こそがレコメンデーションです。顧客が閲覧した情報や商品に関連したオススメの商品を表示させます。

顧客の閲覧したデータに基づいてオススメする内容を決めるため、オススメした商品に興味を持ってもらい、顧客の興味がある住宅のリストに追加してもらえる可能性が高くなるでしょう。

また、顧客が興味を示していなかった商品に意識を向けさせることは、レコメンデーションの大きなメリットです。

例えば、注文住宅だけではなくテーブルやキッチンまわりの収納棚などの家具も販売している場合、家具を探していたり、購入を検討していたりする顧客に対して、キッチンリフォームの広告を出すと、「リフォームを検討するのもいいかもれしれない」と顧客の心理を動かすこともできるかもしれません。

顧客が想定していなかったケースを提案することで、潜在的な顧客の欲求を刺激するのもレコメンデーションの特徴です。


リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、別のWebサイトで同じ広告を繰り返し表示させる手法です。一度自社のWebサイトに訪れた顧客を追跡し、顧客が閲覧している別のWebサイトの広告枠に自社の広告を表示します。

自社のWebサイトに戻ってきてもらうことを促すのがリターゲティング広告の役割です。

すでに一度、自社のサイトに訪れた顧客なので、商品に対して興味を持って広告をクリックしてくれる可能性も高くなります。新規の顧客を獲得するのではなく、一度来た顧客を離さないマーケティング手法です。

まとめ

One to Oneマーケティングについて理解していただけたでしょうか。マーケティングで重要なことは、個人にとって有益な情報を提供することです。

そして有益な情報は人によって異なりますが、One to Oneマーケティングであれば、顧客一人ひとりの趣味嗜好に合わせて提供する情報を変えることが可能です。

One to Oneマーケティングこそ、より多くの人に有益な情報を提供できる手法ではないでしょうか。

この機会にOne to Oneマーケティングの実施を検討してみてください。


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編集部
編集部
工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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