時代の主役はSNS! その特徴を理解してマーケティングに活かそう
SNSならでは!特徴は“拡散すること”
ここ数年で急速に認知度が高まった“SNS”は、“拡散する”という特徴を持っているため、マーケティングに活かすことができます。
一口にSNSといってもさまざまな種類があります。住宅メーカーの担当者として押さえておきたい主要なSNSと、その内容について紹介します。
目次[非表示]
- 1.各SNSの利用状況をデータで確認
- 1.1.主要なSNSの利用率
- 1.2.男女別利用率
- 1.3.年齢層×利用率
- 1.4.YouTubeの年齢層別利用状況
- 2.主要なSNS それぞれの特徴は?
- 3.YouTubeを活用したマーケティング方法は?
- 4.SNSの特徴をつかんで有効に
各SNSの利用状況をデータで確認
主要なSNSのサービスとしては、“Facebook”、“Twitter”、“Instagram”があげられます。そのほか、マーケティングとしては“YouTube”の利用も効果的です。
それぞれのSNSについて“どの年齢層が特に利用しているのか”ということを知るために、総務省が2018年7月に発表した“平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査”を参照します。
主要なSNSの利用率
はじめに、主要なSNSである“Facebook”、 “Twitter”、 “Instagram”の利用率についてみていくことにします。
上記3種類のSNSの利用率について、高い順に示すと以下の通りとなります。
・Facebook:31.9%
・Twitter:31.1%
・Instagram:25.1%
FacebookとTwitterがほぼ同数ですが、わずかながらFacebookの利用が多い状況となりました。
男女別利用率
また、主要なSNSの男女別の利用率は以下の通りです。
・Facebook:男性 33.7%、女性 30.0%
・Twitter:男性 32.9%、女性 29.3%
・Instagram:男性 19.4%、女性 31.0%
FacebookとTwitterは、男性と女性の利用率に大きな差はみられませんが、Instagramは女性の利用率が高いことが分かります。
年齢層×利用率
次に、各SNSの年齢層別の利用率について、それぞれ高い順に上位3位を示すと以下の通りとなります。
20代:52.3%
30代:46.6%
40代:34.9%
20代:70.4%
10代:67.6%
30代:31.7%
20代:52.8%
10代:37.4%
30代:32.1%
いずれのSNSも20代の利用率が最も高くなっていますが、SNSの種類別にみた場合、10代と20代はTwitterの利用率が高いことが特徴であり、30代と40代はFacebookの利用率が高くなっています。
このことから、Twitterは10代と20代の利用がメイン、Facebookは30代以上の利用がメイン、Instagramは10代から30代の女性がメインであることが分かります。
YouTubeの年齢層別利用状況
次に、YouTubeについて、年齢層別の利用状況をみていくことにします。
全年代でみると、YouTubeの利用率は72.2%であり、他のSNSと比較すると利用率が圧倒的に高いことが分かります。
また、年齢層別にみた場合、利用率の高い順について上位3位を示すと以下の通りとなります。
・20代:94.0%
・10代:93.5%
・30代:87.4%
なお、40代は80.4%です。
10代と20代の利用率は90%を超え、30代と40代の利用率は80%を超えています。YouTubeをマーケティングに利用すると大きな効果が期待できます。
(出典:総務省情報通信政策研究所「平成 29 年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」)
主要なSNS それぞれの特徴は?
主要なSNSとして“Facebook”、 “Twitter”、 “Instagram”があり、広く利用されている動画サービスとしては“YouTube”があることについて先述しましたが、それぞれの特徴を理解しておくことで、集客の効果をより一層高めることが可能となります。
Facebookの特徴として、30代以上の利用者が多いことについて説明しましたが、この年齢層は、住宅の購入、あるいはリフォームを検討している人が多い世代といえます。
そのため、Facebookにおいて住宅メーカーのマーケティングを強化することは有効といえるでしょう。
また、Facebookを利用するメリットは“検索の上位に掲載されやすいこと”ですので、Facebookを活用して会社をアピールしやすいといえます。
そこで、会社に関する新しい情報や最近の話題は定期的に発信しましょう。それによって検索される機会が増え、利用者は会社に対して親近感を持ちやすくなります。
Twitterの特徴は短文で投稿することです、Twitterに投稿することを“ツイート”と呼んでいますが、1回あたりのツイートは140文字に制限されており、いかに端的な表現で内容をまとめるか、という点がポイントとなります。
また、Twitterの利用者層は若いこともあり、“親しみやすさが感じられるツイート”が効果的です。
商品のPRを前面に出すよりも、軟らかめの口調で気さくな雰囲気を出すと、Twitterの利用者である“フォロワー”に親しまれやすくなります。
そのほか、Twitterは即時性の高さも特徴です。ユーザーの意見に対して迅速に返信したり、あるいはユーザーのツイートを参考にして業務を改善したりするなど、タイムリーな対応にも適しています。
Instagramは画像や動画がメインのSNSで、見て楽しむことができ、感性に響くことが特徴的です。そのような特徴を持っているため、女性の利用者が多くなっています。
Instagramに関連する単語として“インスタ映え”がありますが、その意味は“Instagramに投稿した画像の見映えが優れていること”を指します。
つまり、Instagramを利用したマーケティングでは“インスタ映え”を狙うことで、Instagramの利用者の心をつかみやすくなります。
住宅メーカーのマーケティングでInstagramを活用する場合に、リビングの画像を載せるのであれば、おしゃれな雰囲気の室内に仕上げることがポイントです。
YouTubeを活用したマーケティング方法は?
ここまではSNSを活用したマーケティングの活用方法についてみてきましたが、“YouTube”はSNSよりも利用率が高いため、マーケティング手法としては高い効果が見込めます。
マーケティングにYouTubeを利用するメリットは、幅広い世代が視聴していることから、視聴者層を絞った内容の動画を制作できることです。
住宅メーカーのマーケティングにYouTubeを活用する場合、住宅の中をくまなく歩きながら紹介し、内覧をしているかのような動画を制作する方法が考えられます。
あるいは、住宅で生活する家族の何気ない日常をストーリー化して、視聴者にとって“その家に住みたい”と感じさせる動画の制作も有効です。
SNSの特徴をつかんで有効に
今ではSNSの使用は日常的となりました。それゆえに、マーケティングにSNSを活用するのは時代の流れといえます。
SNSにはさまざまな種類があるため、それぞれの特性を活かしたマーケティングに取り組むと、会社の良さを理解するファンも増えていくことでしょう。