工務店・ビルダーの集客アップに効果的? ピンタレストの集客活用法
画像の検索やシェアができるSNSの一つに“ピンタレスト”があります。
ピンタレストは、写真を共有・拡散し、興味や関心でユーザー同士をつなぐことができるのが特徴です。そのため、施工前後の内観や外観を見せ技術力などを訴求する工務店・ビルダーにとっては、効果的な集客ツールとされています。
今回はピンタレストの特徴をはじめ、工務店・ビルダーが集客アップを図るための活用法について紹介します。
目次[非表示]
- 1.ピンタレストとは
- 2.工務店・ビルダー集客にピンタレストを利用するメリット
- 2.1.①画像で視覚的にアプローチできる
- 2.2.②フォロワーが少なくても拡散される
- 2.3.③自社ホームページへの集客につながりやすい
- 2.4.④運用に手間がかからない
- 3.ピンタレストの活用法
- 3.1.タグを使用する
- 3.2.ピン機能を利用する
- 3.3.ボード機能でほかのユーザーと共有する
- 3.4.アナリティクス機能でユーザーを分析する
- 4.まとめ
ピンタレストとは
画像を投稿・検索して共有できるサービスです。ユーザーは、キーワードを検索して、お気に入りの画像をピンタレスト内にあるボードにブックマークして集めることができます。
また、画像をほかのユーザーとシェアできることも特徴です。工務店・ビルダーで活用する場合は、自社の施工事例・住宅商品などをピンタレスト上に掲載することにより、閲覧したユーザーにシェアしてもらえる可能性があります。
自社の世界観やブランドイメージを伝えることに適しているため、工務店・ビルダーの集客、認知度拡大に有効です。
工務店・ビルダー集客にピンタレストを利用するメリット
ピンタレストを利用することで、工務店・ビルダーが期待できるメリットには以下の4つが挙げられます。
①画像で視覚的にアプローチできる
ピンタレストは画像の投稿がメインのため、ユーザーに対して視覚的に訴求できるというメリットがあります。
テキストや言葉では伝わりづらい住宅のデザイン・コンセプトなどのイメージを掴んでもらえるため、自社商材の魅力を発信する場として有効です。
②フォロワーが少なくても拡散される
住宅の内装や設備、素材などのキーワードを盛り込んだタグを入力することで、ユーザーが検索した画像の類似画像が表示されます。
これにより、自社アカウントをフォローしていないユーザーの目にも自社商材の画像が届きやすい点もピンタレストの魅力です。
アカウントのフォロワーが少ない場合でも、拡散によって自社や自社商材を認知してもらえる可能性が高まるというメリットがあります。
③自社ホームページへの集客につながりやすい
ピンタレストの投稿は、自社ホームページへの導線としても利用できます。画像に外部のリンクをひも付けられるため、画像をクリックするだけで自社ホームページへとユーザーを誘導することが可能です。
また、ピンタレストの情報はストック型で寿命が長く、ユーザーがピンを付けたコンテンツは長期間保管される特徴があります。これにより、たとえば自社の投稿から1ヶ月後に自社ホームページへの流入がある可能性も考えられます。
④運用に手間がかからない
ピンタレストは、投稿用テキストを別途作成する必要がありません。ユーザーのコメントも付かないため、返信対応の手間がかからないといったメリットがあります。
また、現在自社のホームページで使用している写真を流用できるため、新たな写真撮影や編集も不要です。運用に際して人的リソースを割くのが難しい工務店・ビルダーにとっては大きな利点といえます。
ピンタレストの活用法
ここからは、工務店・ビルダーの集客力アップに向けた効果的なピンタレストの活用法をご紹介します。
タグを使用する
ピンタレストでは、投稿に対して特定のキーワードをタグ付けすることが可能です。タグを使用することで、同じタグを検索しているユーザーに画像が表示されるため、投稿がさらに拡散されやすくなります。
たとえば、リビングの施工事例を投稿する際には、以下のようなタグ付けができます。単語はできるだけ短く、タグ数も20個程度にとどめるのがポイントです。
▼タグ付けの例
- 注文住宅
- リビング、リビングダイニング
- ハウスデザイン
- リビングインテリア
ピン機能を利用する
ピンタレストには、ユーザー同士が気に入った画像を登録できる“ピン”という機能があります。さらに通常のピンとは別に、“リッチピン”というピンも存在します。
リッチピンは、ピンに詳細な情報を表示させる機能が備わっており、申請さえしておけば、誰でも無料で使用できます。
なかでもリッチピンの一種である“リーディングピン”は、記事のタイトル・概要などの情報を表示できるため、コラムページやブログを持つ工務店・ビルダーに有効です。
ボード機能でほかのユーザーと共有する
ピンタレストに投稿する画像は、“ボード”といわれる機能により整理することが可能です。テーマごとにボードを作成できるため、ユーザーの興味・関心やニーズに合わせて細分化して活用できます。
たとえば、施工のコンセプト・デザイン・プランなど、テーマの異なるボードを作成することで、施工イメージを分かりやすく訴求できます。ユーザーの閲覧数アップやWebサイトの誘導に有効です。
アナリティクス機能でユーザーを分析する
アナリティクス機能とは、ピンの統計やアカウント全体のパフォーマンスを分析するツールです。この機能を活用することで、ピンのパフォーマンスやエンゲージメント数を確認できます。
▼アナリティクス機能で分析できる情報
- どのピンがどれくらいクリックされたのか
- より多くクリックされたピンはどれか
- 保存に至った画像はどのくらいあるか
人気のピンやユーザーの行動などの詳細データを元に分析することで、より有効な投稿内容の検討が可能です。
まとめ
ピンタレストは、画像による視覚的なアプローチができるため、自社の住宅デザインやコンセプトをユーザーに効率よく伝えるツールとして活用できます。
タグ機能・ピン機能・ボード機能などを有効活用することで、認知度の拡大や自社ホームページへの流入につなげられるといったメリットを期待できます。
運用の際には、アナリティクス機能による効果測定でユーザー分析を行いつつ、有効な投稿内容に改善していくことがポイントです。
工務店・ビルダーにおける集客の手段の一つとして、ピンタレストの運用を検討してみてはいかがでしょうか。