集客効果のある工務店・ビルダーの看板とは? 特徴や制作ポイントを解説
店舗の集客手法として活用されている看板は、工務店・ビルダーで活用することで認知度の向上や集客促進が期待できます。
しかし、どのような看板を設置すれば集客効果が得られるのか、看板制作に悩んでいる担当者さまもいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、集客効果のある看板の特徴を踏まえて、工務店・ビルダーにおける看板制作のポイントを解説します。
目次[非表示]
- 1.集客効果のある看板の特徴とは
- 2.看板の集客をアップさせる3つの要素
- 2.1.①ターゲットを策定する
- 2.2.②伝えたいことを絞る
- 2.3.③コンセプトを具体化する
- 3.工務店・ビルダーの看板制作を依頼するときのポイント
- 3.1.①設置場所に応じた看板を選ぶ
- 3.2.②デザインのイメージを明確に伝える
- 3.3.③内製・外注の範囲を決める
- 4.看板で集客を最大化させるポイント
- 5.まとめ
集客効果のある看板の特徴とは
集客効果が期待できる看板には以下の特徴があります。
- ターゲットを捉えている
- アピールポイントをうまく訴求している
工務店・ビルダーでは、商材や価格帯、コンセプトによって顧客層が異なります。ターゲットの目に留まるようにするには、これらを明確にしてニーズにマッチした看板をつくることが大切です。
集客につなげるには、自社のターゲットに対して「どのような会社であるか」を
ひと目で伝えられるように、見る人の興味を引く訴求ポイントを検討する必要があります。
また、「店舗の売りが何なのか」が分かりにくい看板では、訴求力が低く、消費者の興味・関心を引くことが難しいといえます。
看板の集客をアップさせる3つの要素
看板による集客効果を高めるために、ターゲットや伝えたいことなどを明確にしておく必要があります。ここでは、看板のデザインや内容を決めるうえで重要となる3つの要素を紹介します。
①ターゲットを策定する
どのような人に看板を見てもらいたいのか、ターゲットを定めます。
看板の設置場所・サイズ・デザインなどの具体的な制作内容にも直結するため、事前のターゲット設定が欠かせません。
以下のように、自社の顧客層をできるだけ詳しく設定することがポイントです。
▼ターゲット設定の例
年齢層 |
30代 |
性別 |
女性 |
居住地 |
東京都杉並区在住 |
家族構成 |
夫婦 + 子ども1人 |
収入 |
年収450~550万円(共働き) |
趣味嗜好 |
趣味:雑貨屋めぐり、料理 |
価値観 |
予算は不安だが、 手の届く範囲でおしゃれな家に住みたい |
②伝えたいことを絞る
看板で集客につなげるには「伝えたいことがひと目で伝わる」ことが重要です。情報過多になってしまうと通行人の目に留まりにくく、本来の意図が伝わらないことがあります。
工務店・ビルダーの魅力やアピールポイントを伝えるときには、必要最小限の情報に絞ることが重要です。
自社のターゲット層の心に響く魅力とは何か、看板の制作前に洗い出し整理しておくと、テーマや盛り込む情報を検討しやすくなります。
③コンセプトを具体化する
見る人にインパクトを与えるには、看板のデザインも重要です。自社のコンセプトや住宅のこだわり、商材のイメージ、特徴などを具体化し、視覚的に表現する必要があります。
これらのコンセプトを反映することで、「どのような会社なのか」「どのような商材を扱っているのか」といった魅力や雰囲気が伝わりやすくなります。
工務店・ビルダーの看板制作を依頼するときのポイント
工務店・ビルダーの看板制作を外注する際、自社の要望と乖離(かいり)しないように、目的やイメージを制作会社と共有しておく必要があります。看板制作を外注するときのポイントは以下の3つです。
①設置場所に応じた看板を選ぶ
看板のサイズ・文字の大きさなどによって視認性が変わるため、設置場所に応じた看板を選ぶ必要があります。
▼設置場所ごとの看板選定の例
設置場所 |
看板の種類 |
店舗の壁面 |
|
店舗の入り口 |
|
施設や建物の外壁 |
|
店舗近くの道路 |
|
②デザインのイメージを明確に伝える
看板のデザインは、視認性や自社への印象を左右する重要な要素です。デザイナーに制作を依頼する際は以下のような情報を共有しておきましょう。
▼制作会社に伝える項目
- 会社のコンセプトやイメージカラー、雰囲気
- 自社を表現する写真やイラスト
- ダイレクトに伝わるキャッチコピー
事前に上記のイメージを固めておくことで、看板制作をスムーズに進めやすくなります。
③内製・外注の範囲を決める
看板制作を外注する場合には、看板本体にかかる費用のほかにデザインや原稿作成の費用が発生します。すべてを外注する場合は費用負担が大きくなるため注意が必要です。
制作費を抑えたい場合は、事前にデザインや原稿を自社で制作しておくこともできます。内製・外注する範囲を決めたうえで事前に見積りを取っておきましょう。
看板で集客を最大化させるポイント
看板は、工務店・ビルダーの集客促進に有効なツールですが、掲示できるエリアが限られるほか、印刷・張り替えといった労力もかかります。
より多くのターゲットに対してアプローチするには、看板を含めた複数の集客手法を組み合わせることがポイントです。多方面からターゲットへの訴求を図ることで、さらなる認知度の拡大、集客へとつなげられます。
看板と組み合わせて活用できる有効な集客手法には以下が挙げられます。
ホームページ
地域やエリアの制限がなく、インターネット利用者に広くアプローチできるため、集客に欠かせない手法といえます。ツールの活用により、高精度なターゲティングが可能です。
▼ホームページ制作のポイントについては、以下の記事をご参照ください。
>工務店・ビルダー集客を成功に導くホームページの構成要素と作成ポイント
デジタルサイネージ
動画・映像・音声を用いたアプローチにより、訴求力を高められます。自社の看板としてだけでなく、広告や情報提供、空間演出などと幅広く活用できます。
▼デジタルサイネージ設置のポイントについては、以下の記事をご参照ください。
>デジタルサイネージは工務店集客に有効? 機能や導入効果を解説
パンフレット
パンフレットは、営業や店舗来店時に顧客に持ち帰っていただく、もしくはWebサイトでダウンロードページを設けることが可能です。営業ツールや商材案内などに活用できます。
▼パンフレット制作のポイントについては、以下の記事をご参照ください。
>良いパンフレットの条件とは? 企画立案や制作のポイントを解説
まとめ
看板を通じて工務店・ビルダーの集客力を高めるには、ターゲットを捉えたうえで、訴求ポイントや自社コンセプトを分かりやすく伝えることが重要です。
看板制作を依頼する際は、設置場所に応じて視認性の高い看板を選ぶとともに、デザインのイメージを共有することがポイントです。また、外注する範囲によって費用が異なることにも注意しましょう。
さらなる認知度の拡大・集客促進に向けて、ホームページやデジタルサイネージ、パンフレットなどの集客手法も組み合わせてみてはいかがでしょうか。