プレスリリースのススメ~配信方法とメディア選定~
プレスリリースは、企業が新商品やサービスを宣伝する方法の1つです。
新聞や大手Webメディアに取り上げられれば、その記事は拡散され多くの認知を得ることができます。
住宅メーカーでもプレスリリースで宣伝することは有効で、プレスリリースを配信している企業も多いです。
ただし、闇雲に配信しても効果は低いでしょう。プレスリリースを配信する際には、配信方法と配信するメディア選定が重要です。
今回はプレスリリースの様々な配信方法と配信するメディアの選定方法について説明します。
目次[非表示]
- 1.プレスリリースとは?
- 2.メディアの選定方法
- 3.プレスリリース配信サービス
- 3.1.一般ユーザーにも拡散してもらえる可能性が高い
- 3.2.配信する手間を省ける
- 3.3.取材のチャンスを得られる
- 3.4.ユーザー層を絞る
- 3.5.まとめ
プレスリリースとは?
プレスリリースとは、企業が自社の情報を発信するためにメディアに情報を提供すること、または提供する情報のことを指します。
企業側は記事ネタを提供することで自社のことをユーザーに認知してもらうことができ、メディア側は記事ネタが入ってくるというWin-Winの関係になっています。
広告とは違い“記事”として書いてもらうので情報の信頼性が増し、費用もかからないのがプレスリリースのメリットです。
ただしデメリットとして、記事の作成が保証されていない点が挙げられます。
記事作成の決定権はメディア側にあるので、提供した情報がいい記事にならないと判断されれば記事になることはありません。
ただの“宣伝チラシ”のようなプレスリリースではなく、メディアが記事に取り上げたくなるような情報を提供することが大切です。
メディアの選定方法
プレスリリースでは記事制作を依頼するためにメディアに自社の情報を配信する必要があります。様々な配信方法がありますが、記事を載せてほしいメディアに合わせて使い分けるのが基本です。
メディアによって好まれる配信方法は異なります。
紙媒体にはFAXや郵送で、Webメディアにはメールや配信サービスを使って配信するのがいいでしょう。
それぞれの配信方法のメリット・デメリットを説明します。
FAX、郵送
古くから使われている方法です。
これらの方法は新聞や雑誌などの紙媒体のメディアが好みます。
郵送には時間がかかり、依頼してから記事が完成するまでタイムラグが発生するのがデメリットです。急ぎの依頼であればFAXで依頼するのがいいでしょう。
FAXで配信する際には新聞社や出版社のホームページに記載されているFAX番号を調べ、記事案を書いて配信しましょう。
メール
現在、メディアの種類にかかわらず最も主流な配信方法です。Webメディアはもちろんのこと、新聞社などのホームページにも問合せ用のメールアドレスが記載されていることがあります。
そのメールアドレスにプレスリリースを送りましょう。
メディアによっては、メールではなくプレスリリース専用フォームがあるので確認しておきましょう。
また、メールで配信する際には多くの競合がいることを忘れてはいけません。
メディア側にはたくさんのプレスリリースがメールで届くので、すべてのメールを一言一句丁寧に読んでいるとは考えにくいです。
そんな中で注目してもらうには、必ず目を通すタイトルが重要です。
タイトルが興味を引くものでなければ中身を見られること無くボツにされてしまいます。
インパクトがあり、役に立つ記事になりそう、と思わせるタイトルであれば記事にしてもらえる可能性が上がるでしょう。
プレスリリース配信サービス
上記の方法を見て「ちょっと面倒だな」と感じた人もいるのではないでしょうか。
そんな方にオススメなのがプレスリリース配信サービスです。
プレスリリースは新聞社やメディアに直接営業をかけて記事にしてもらうことが主流でしたが、インターネットメディアの発達によりプレスリリース配信を代行するプレスリリース配信サービスも普及してきました。
プレスリリース配信サービスを使うメリットは3つあります。
一般ユーザーにも拡散してもらえる可能性が高い
プレスリリース配信サイトはニュースサイトと同様な機能も持っているので、情報収集にプレスリリース配信サイトを利用する一般ユーザーも多いです。
また、現在はSNSで誰もが情報を拡散できる時代です。
共感を誘い、拡散したくなるような記事を書くことができれば、記事がSNS上で拡散され一気に多くのユーザーに認知されます。
配信する手間を省ける
自社に媒体リストを持っていなくとも複数のメディアにプレスリリースを配信できることができます。
プレスリリースを配信したいメディアを選定しリストアップする作業は大きな手間です。
記者との接点がなく、いきなりプレスリリースを記者に配信するのは不安という人も多いのではないでしょうか。
プレスリリース配信サービスを使うことで拡散力のある大手メディアを含めた多数のメディアに配信することができます。
大手メディアに記事が掲載されればユーザーからの認知が増え、十分な宣伝効果を発揮するでしょう。
取材のチャンスを得られる
質の高い情報を繰り返し提供していれば、メディアが会社に興味を持って取材をしてくれる可能性があります。
一度取材をされると記者とのつながりができ、再度同じ記者にプレスリリースを配信することができます。記者との接点を増やしていくことでメディアへの露出の増加が期待できます。
プレスリリース配信サービスは、プレスリリースの記事を書けば後の作業はおまかせできます。
また、メディアとの接点も増やすことができるのでプレスリリースを初めて配信する企業にはオススメです。
ユーザー層を絞る
プレスリリースでは、情報を届けたいユーザーを明確にすることが重要です。それによって適したメディアも変わってきます。
例えば、SNSで映える住宅の情報ならスマホで見やすいWebメディアの方がいいでしょう。
逆にバリアフリー住宅や二世帯住宅の情報なら、高齢者の目に入りやすい紙媒体の新聞や雑誌の方が効果的です。
このように年齢などでユーザー層を絞り込み、その層が頻繁に利用するメディアにプレスリリースを配信しましょう。
まとめ
プレスリリースに様々な配信方法があることが理解していただけたでしょうか。
配信する際に重要なのは、プレスリリースの目的を忘れないことです。
目的が「いいプレスリリースを作ること」にすり替わってしまうと、質は高くても売上増加に効果のないプレスリリースになってしまいます。
その目的に応じて適切な媒体を利用しましょう。