チラシでどのお客さまに住宅の何を伝えたいですか?
「チラシを作りたいけど、うまくまとまらない」「チラシに住宅の何を載せればいいのか」など、チラシ作成に関して課題を抱えてはいませんか?
チラシは、限られたスペース内に載せられる情報をまとめなければいけないため、ターゲットとなるお客さまに伝えたい情報に優先順位をつけ、取捨選択していくことが必要です。
この情報の選定には、 “どのお客さまにどの情報を伝えるのか”が重要となってきます。
この記事では住宅のチラシを作成する際のポイントとテクニックを紹介します。
目次[非表示]
- 1.どのお客さまにどの情報を伝えるのか
- 2.チラシは第一印象が命
- 3. チラシの顔であるキャッチ
- 4.画像はメリハリを意識
- 5.将来を想像させる
- 6.まとめ
どのお客さまにどの情報を伝えるのか
チラシを出すからには売りたい住宅があるはずです。では、どのお客さまにどの住宅を売りたいのか、チラシ作成の目的をハッキリさせましょう。
始めに考えるべきは、売り込みたい商品の特徴です。
住宅でいえば、「大家族で住める大きい住宅」や「住宅が最寄り駅から○分で近い」などが挙げられます。これらの特徴を把握したら、その商品をどのお客さまに売り込むかを考えていきます。
「大家族で住める」であれば、もちろん売り込むお客さまは大家族であって、一人暮らしをする若者や夫婦2人で暮らす高齢者ではありません。
また、「住宅が駅から近くにある」という特徴があるのであれば、チラシに駅までの時間を大きく表示し強調したうえで、駅から離れた場所に住むお客さまの心に刺さるかもしれません。
ターゲットが不明確だと、余計な情報を入れてしまったり、必ず載せるべき情報が抜け落ちたりして、チラシの効果は大きく下がってしまうでしょう。どのお客さまにどの情報を伝えるのかを明確にすることで、自然とチラシに載せるべき情報が選別できるはずです。
チラシは第一印象が命
第一印象で興味を持ってもらえないと細部の情報まで見てもらいにくいことが、 チラシの特徴でもあり、デメリットです。
そのチラシを見るか見ないかの選択権はお客さまにあるため、興味のないチラシは手に取ってもらえても、見られることなく紙くずとなってしまう可能性もあります。つまり、お客さまが一目見たときに「気になるな」と思わせる必要があります。
そのために必要なことはさまざまありますが、特に重要となるのが、キャッチと画像です。
チラシの顔であるキャッチ
一目でわかるようにするポイントの一つがキャッチです。キャッチとはそのチラシがお客さまに一番伝えたいことを一言でまとめたもの、簡単に言うと要約のことです。
キャッチはお客さまがチラシを手に取った際に、真っ先に目が向く場所になります。チラシの顔ともいえるキャッチを魅力的なものにすることで、チラシの細部までの情報を見てもらうきっかけを生み出すことができるでしょう。
では、魅力的でわかりやすいキャッチを考えるポイントを2つ紹介します。
数字を使う
数字を使って住宅の特徴を説明することで具体性が増し、一目見ただけでも魅力が伝わりやすいです。例えば、「駅近物件」というよりも、「駅から徒歩3分」と表記した方が具体的でわかりやすいです。
また、具体的な数字を示さないと情報を隠しているような印象を与えてしまうこともあります。数字を使うことでお客さまからの信頼も得やすくなるのです。近くの交通機関までの時間や部屋の広さなど、数字で表せるものを探してみましょう。
ターゲットを示す
「日頃の仕事で疲れているあなたに」というキャッチのように、ターゲットを示すことで、該当したお客さまがチラシの内容を自分事として捉えるようになり、チラシの内容に興味を持ちやすくなるでしょう。
画像はメリハリを意識
画像の使い方一つでチラシの印象が大きく変わることもあります。画像を使うときのポイントは、画像の大きさにメリハリをつけて1〜2枚を強調することです。
同じぐらいの大きさの画像が並んでいると、どの部分が特徴の住宅なのか、わかりにくくなってしまいます。ここでも何を売り込むのかを明確にしましょう。
例えば、広いリビングが特徴の住宅を売り込むチラシであれば、リビング全体が写っている画像を最も大きく配置します。外観などの画像は小さいサイズにとどめておくのがよいでしょう。
ときにはリビングの画像に多くのスペースを使うために画像の枚数を絞り込むことも必要です。
画像はお客さまが実際の住宅をイメージする重要な手がかりになります。一目でわかるように画像のレイアウトを意識しましょう。
将来を想像させる
お客さまがその住宅を購入することで将来どうなるのか、その様子を想像させることも住宅に対してのお客さまの興味を高めることに効果的です。
家族で住める広々とした住宅を売り込む場合、家族がその住宅で楽しそうに過ごしている画像を使うことで、お客さまはその住宅を購入した後のイメージを掴みやすくなります。
まとめ
今回はチラシを作る際のポイントやテクニックについて紹介しました。すぐに実践できることが多いので、一つずつ試してみてください。
また、チラシ作成で行き詰まったときはどのお客さまにどの情報を伝えるのか、売り込むかを考え直してみてください。載せるべきこと、伝えるべきことが見えてくるでしょう。