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PRに効果的な電車広告とは? 広告の種類やメリット・デメリットを解説

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工務店・ビルダーの集客において、会社名や住宅商品の認知度は重要な要素です。認知度を向上させるための施策の一つとして、電車広告が挙げられます。

インターネット上に掲載する広告が全盛の時代ですが、あえて昔からある交通広告を用いることで、認知度の拡大やブランディングにつなげられるケースもあります。

この記事では、電車広告のメリット・デメリットをはじめ、工務店・ビルダーのPRに効果的な交通広告について解説します。

目次[非表示]

  1. 1.電車広告とは
    1. 1.1.電車内広告
    2. 1.2.駅構内広告
  2. 2.電車広告のメリット
    1. 2.1.①反復訴求性・視認性が高い
    2. 2.2.②広告への接触率が高い
    3. 2.3.③SNSへの波及効果がある
  3. 3.電車広告のデメリット
    1. 3.1.①広告掲載までに時間がかかる
    2. 3.2.②効果測定が難しい
  4. 4.工務店の認知度アップに有効な交通広告
    1. 4.1.バス広告
    2. 4.2.タクシー広告
  5. 5.工務店の訴求に交通広告を選ぶポイント
    1. 5.1.①ターゲット層に応じた路線を選ぶ
    2. 5.2.②広告内容に適した掲示場所を選ぶ
  6. 6.まとめ

電車広告とは

電車広告とは、電車の駅構内や電車内に掲載する広告のことです。電車の利用者に向けた広告として、通勤時や通学時の方に訴求しやすい特徴があります。

電車広告を掲載する場所と、それぞれの特徴を見てみましょう。


電車内広告

掲載場所
特徴
費用の目安
中づり広告
  • 車内天井の上部につるした広告
  • 目線の上に設置できるため注目されやすい

40万~1千万円ほど

窓上

  • 窓上の網棚付近に設置する広告
  • 立って乗車している人がいても目に入りやすい

14万~900万円ほど

ドア横
  • 乗降ドアの横に設置する広告
  • ドア付近に立っている乗客の目に留まりやすい

120万~700万円ほど

ステッカー
  • 電車の側面やガラス面などに小さく貼り付ける広告
  • 乗り降りする際に目に留まりやすく、見られる回数が多くなりやすい

320万~750万円ほど

つり革広告
  • つり革部分に縦型に設置する広告
  • 立って乗車する人の目線に近いため、混雑時の視認性が高い

230万~450万円ほど

※東京メトロ・短期(2日~1ヶ月)利用の場合


駅構内広告

掲載場所
特徴
費用の目安
駅看板 (パネル)
  • 改札周辺、あるいは電車ホーム周辺に掲出する広告
  • 待ち時間や通行時に目に留まりやすく、長期プロモーションに向いている

1.2万~9.4万円ほど

駅ポスター

  • 駅構内、通路などに掲出する広告
  • 大型シートや集中貼りなど、目を引く演出が可能なため短期プロモーションに向いている

8千~7.2万円ほ

柱巻き広告
  • 乗降ドアの横に設置する広告
  • ドア付近に立っている乗客の目に留まりやすい

38万~150万円ほど

※東京メトロ・7日間利用の場合

電車広告のメリット

工務店・ビルダーのPRに電車広告を利用することには、以下の3つのようなメリットがあります。


①反復訴求性・視認性が高い

通学・通勤などで毎日電車を利用する人が多いため、さまざまな人の目に留まりやすい特徴があります。

「繰り返し目にする」「無意識のうちに目にしていた」といった効果を期待できるため、認知度の拡大につなげられます。


②広告への接触率が高い

①と同様に、電車を利用する人が多く都心部であるほど乗客者数は増え、テレビCMやインターネット上の広告に匹敵するほどの広告接触率が期待できます。

テレビ・インターネットと併用することで、より網羅的アプローチを行うことが期待できます。


③SNSへの波及効果がある

電車広告を見た人の行動喚起を促しやすいこともメリットとして挙げられます。

広告で気になった内容をインターネットで検索したり、SNSで発信したりといった波及効果が期待できます。これにより、自社ホームページやSNSアカウントへの集客につなげることが可能です。

電車広告のデメリット

電車広告には、工務店・ビルダーの認知度拡大にさまざまなメリットがある一方で、知っておかなければならないデメリットもあります。


①広告掲載までに時間がかかる

電車広告を掲載するまでに、デザイン作成・掲出・審査・搬入・取り付けといったプロセスが必要です。そのため、広告掲載まで時間がかかる可能性があります。

展示会や住宅イベントなど、期間限定の告知に用いる場合には掲載までの期間を考慮した準備が不可欠です。


②効果測定が難しい

紙媒体を用いる電車広告は、費用対効果を測定しづらいこともデメリットの一つです。

広告の効果を検証するためには、広告ごとにQRコードを掲載し、アクセス分析を行う方法も視野に入れる必要があります。

工務店の認知度アップに有効な交通広告

工務店・ビルダーの認知度拡大には、電車広告だけではなく、バスやタクシーなどの交通広告を活用するのも有効です。


バス広告

バス広告は、バスの利用者が多いシニア層・中高年層への認知度拡大を狙えます。電車に比べ、よりローカルな地域にアピールできるため、地域密着型かつ中高年層をターゲットにしている工務店・ビルダーに有効です。

▼バス広告の費用目安

掲載場所
費用の目安

バス車内広告

1.4万~19万円ほど

バス車体広告

6万~40万円ほど

※都営バス・7日~1ヶ月の場合


タクシー広告

タクシー広告は、タクシー利用者が多いビジネス層・高所得者層の認知度拡大を狙えます。

エリアや台数などを絞ってアピールできるため、高所得者層に向けた住宅商品・サービスなどを展開する工務店・ビルダーに有効です。

▼タクシー広告の費用目安

掲載場所
費用の目安

アドケース

3,000円/台・月

リアウィンドウステッカー

3,500円/台・月

サイドウィンドウステッカー

1,000円/台・月

車体ラッピング
3万5,000円/台・月

※東京都の場合

工務店の訴求に交通広告を選ぶポイント

交通広告を利用する際は、ターゲットや広告内容を考慮することが欠かせません。以下の2つのポイントを検討しましょう。


①ターゲット層に応じた路線を選ぶ

自社のターゲット層に応じた路線選定が必要です。

電車の路線によって居住者層が異なるため、自社のターゲット層が住む地域・路線・駅などを分析したうえで、属性がある路線を選びましょう。

ターゲットへの訴求効果が高まることにより、認知度拡大や集客につなげられます。


②広告内容に適した掲示場所を選ぶ

交通広告といっても、さまざまな種類があります。工務店・ビルダーが交通広告を利用する際は、広告の内容・目的に応じて、掲示場所を選ぶこともポイントです。

たとえば、以下のような掲載方法があります。

▼インパクトのあるデザインの広告
移動や外出中に目に留まりやすいように、駅構内・地下通路に大きく掲示する

▼読み物、問いかけなどの広告
乗車中に読んでもらえるよう、車内に広告を掲示する

▼工務店の会社名・エリアを記した広告
つり革や窓、駅看板など、自然と目に留まりやすい場所に広告を掲示する

まとめ

交通広告は、工務店・ビルダーの認知度を高めるために有効な広告です。

反復して目に留まりやすいほか、接触率が高いこと、SNSへの波及効果が期待できることなど、アナログ広告ならではのメリットがあります。

ただし、交通広告は掲載までに時間やコストがかかるため、プロモーションの期間、予算に応じて取り入れることが重要です。

また、PRの効果を高めるためには、ターゲット分析を行い、目的や広告内容に応じた路線・設置場所を選定することも欠かせません。

工務店・ビルダーのPR手段の一つとして、交通広告を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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編集部
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工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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