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木造建築は収益の柱になるか?藤本壮介氏らと探る工務店の新戦略【アーカイブ配信】

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2026年3月19日、日本の建築業界をリードする有識者たちが一堂に会したシンポジウム「中大規模木造は、みんなの手に届くか。地域材と普及価格の最適解を、有識者と探る『木造建築の全域普及』」が開催されました。

当日、会場とオンラインを合わせて多くの注目を集めたこの熱狂のセッションを、期間限定でアーカイブ配信いたします。

本記事では、地域工務店が木造建築を「自分事」として捉え、次の成長機会とするためのヒントをご紹介します。

「住宅の延長」で、マンションや施設が建てられる時代へ

現在、多くの地域工務店が「住宅市場の先細り」や「資材高騰による利益率の低下」といった切実な課題に直面しています。しかし、視点を変えれば、そこには大きな成長の機会が広がっています。

特殊な技術や高額な設備投資なしで参入可能

かつて木造建築は、高度な構造技術や専用設備を必要とするため、限られた企業だけが手がけられる分野とされてきました。しかし、いまや設計技術や構造システムの進歩により、一般流通材(市場で広く普及している規格材)と確立された工法で対応できる環境が整っています。かつて参入障壁とされていた条件は現実的に解消されつつあり、木造建築はより多くの工務店にとって「実行可能な選択肢」へと変化しています。

地域ビルダーだからこそ描ける、木造の収益モデル

木造建築を支えるのは、特別な素材ではなく、私たちが使い慣れた一般流通材です。地域材を賢く活用することで、コストを抑えながらも高い性能を確保できるだけでなく、地域の林業や製材業など関連産業に新たな需要を創出します。地域の資源を活かし、地域の価値を高める。この「地域経済の循環」を主導できるのは、地域に深く根ざしたビルダーである皆さまに他なりません。

住宅建築の経験こそが、新しい市場を拓く武器になる

皆さまが住宅建築で長年培ってきた技術と経験は、いま新たな領域へ広がっています 。マンションや施設を木で造る動きは、すでに現実的な選択肢であり、地域工務店にとって“非住宅”は、特別な挑戦ではなく「次の成長機会」へと変化しています。本シンポジウムでは、その実践知と可能性を具体的にお伝えします。

AQ Groupのノウハウ共有で、RC造に対抗できる技術基盤を

木造建築の分野で先進的な取り組みを続けるAQ Groupのノウハウを共有することで、地域工務店の技術力は大きく飛躍します。構造設計や施工技術の実践知を取り入れることで、強度・品質・信頼性を備えた中規模木造の実現が可能になります。これにより、これまでRC造が優位とされてきた領域においても、木造で対抗できる確かな技術基盤を構築し、新たな市場への参入を現実のものとします。

自社の「次の一手」を確信に変える。本編で得られる3つのヒント

本アーカイブ視聴は、以下のような課題や展望を持つ皆さまにとって、成長への道筋を明確にするための具体的な指針となります。

  • 「参入障壁の突破」へのヒント: 中規模木造に関心があり、技術要件や実現性を踏まえて、自社での取り組みを検討したい
  • 「差別化戦略」へのヒント: 木造による差別化を通じて、新たな用途や規模への事業展開を目指したい
  • 「持続的な成長」へのヒント: 自社の強みを活かし、将来を支える新たな事業領域を築きたい

日本を代表する有識者・学識者が集結

シンポジウム当日に登壇した、木造建築のトップランナーをご紹介します。

建築家
藤本壮介建築設計事務所 代表取締役
藤本 壮介 氏

国内外で活躍する日本を代表する建築家。自然と建築の関係性を主題に、「境界のない建築」「人と空間の新しい関係性」を探求し続けている。代表作のHouse NA(東京)、武蔵野美術大学 美術館・図書館、L'Arbre Blanc(フランス・モンペリエ)、サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン 2013(ロンドン)など、いずれも世界的に高い評価を受けている。思想と実践の両面から、サステナブルな都市・建築の未来像を提示している。

芝浦工業大学 名誉教授
(公社)日本建築士会連合会 名誉会長
(一社)東京建築士会 第十三代会長
三井所 清典 氏

日本の建築士制度と建築文化の発展を長年にわたり牽引してきた建築界の重鎮。日本建築士会連合会会長を歴任し、現在は名誉会長として、建築士の社会的役割の向上と次世代育成に尽力している。設計実務と職能団体運営の両面に携わり、建築と社会・経済・地域の関係性を俯瞰する視座を持つ。公共性・専門性・事業性を統合した視点から、これからの建築のあり方を問い続けている。

東京大学 名誉教授
稲山 正弘 氏

木構造・木質構造分野の第一人者。中大規模木造建築の技術革新と実装を牽引し、日本における木造建築の可能性を大きく拡張してきた。東京大学で長年研究・教育に携わり、構造設計理論から実務への展開までを体系化。専門書の執筆や設計指針・技術基準の策定にも関与し、業界全体の技術基盤強化に寄与している。学術と実務を横断する立場から、脱炭素社会における建築と不動産価値の接点を示し続けている。

(公財)日本住宅・木材技術センター 理事長
宮澤 俊輔 氏

林野庁木材産業課長や東北森林管理局長等を歴任し、木材利用の推進、木造建築の振興、地域・社会の発展等に尽力。現在は、林野行政と建築行政の橋渡し、木材・木造・木質化の各種技術開発や普及啓発などを担う公益法人の代表として、木材業界、建築業界、設計業界等と連携協力しながら、事業者の支援に取り組む。

NPO法人 team Timberize 理事長
安井 昇 氏

木造・木質建築の普及と高度化を牽引するキーパーソン。防耐火・制度・設計の壁を越え、中大規模木造建築の社会実装を数多く実現してきた。設計者・行政・事業者をつなぐ実践的な活動を通じ、安全性・信頼性・経済性を備えた木造建築の社会的評価向上に寄与している。木造を“選択肢”から“標準”へと引き上げる取り組みを続けている。

コーディネーター(進行役)
BUNGA NET 編集長・画文家・ 元 日経アーキテクチュア 編集長
宮沢 洋 氏

建築・都市・デザイン分野における編集・発信の第一人者。長年にわたり第一線の建築家・研究者・実務者への取材・編集を手がけ、複雑な専門テーマを社会とビジネスの文脈へ翻訳してきた。本シンポジウムでは進行役として、論点を整理し、対話を深め、登壇者の知見を最大限に引き出す役割を担う。

日本の建築の「新常識」を自社の成長に

木造建築は、特別な企業だけの手法ではありません。

地域材を活かし、普及価格で高品質な建築を実現する。それは地域工務店が主役となれる、日本の建築の「新しい基盤」です。

有識者たちの知見を貴社の力に変え、次世代に誇れる仕事を。
期間限定のアーカイブ配信ですので、お早めにお申し込みください。

アーカイブ配信 視聴申し込み概要

ー有識者・学識者によるシンポジウムー
中大規模木造は、みんなの手に届くか。地域材と普及価格の最適解を、有識者と探る「木造建築の全域普及」

  • 参加費: 無料
  • 主催: 株式会社 AQ Group
  • アーカイブ申し込み期限:2026年4月27日(月)

※Sponsored by 株式会社 AQ Group

編集部
編集部
工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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