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住宅提案に欠かせない建築パースとは? その種類と作成のメリット・デメリット

住宅提案において重要なポイントは、いかにお客さまに自社の施工内容・デザイン力を伝えられるかという点です。

しかし、図面や口頭だけの説明では、魅力を十分に伝えきれていない可能性があります。

住宅のイメージをよりリアルに伝えてお客さまの興味を引くためには、住宅提案に“建築パース”を活用するのがおすすめです。

本記事では、建築パースの基礎知識と種類、建築パースを活用するメリット・デメリットについて解説します。

目次[非表示]

  1. 1.建築パースとは?
  2. 2.建築パースの種類
    1. 2.1.手書きパース
    2. 2.2.CGパース
  3. 3.建築パースを作成するメリット・デメリット
    1. 3.1.建築パースを作成するメリット
    2. 3.2.建築パースを作成するデメリット
  4. 4.建築パースの活用について

建築パースとは?

建築パースとは、建物の外観や室内などを立体的に表現した透視図のことをいいます。

厳密な図法に沿って描かれており、住宅では人の目線の高さのアングルで作成される“アイレベルパース”を用いるのが一般的です。

建物のイメージをよりリアルに伝えられるため、住宅購入検討者や関係者間で、完成予想図・施工デザインなどのイメージを共有する際に活躍します。

施工前に完成図を可視化することによって、お客さまとイメージのすり合わせがしやすく、理想に近い住宅設計が可能になります。

建築パースの種類

建築パースは大きく2つの種類に分けられます。それぞれ特徴が異なるため、提案のタイミングや目的に応じて使い分けるのがポイントです。


手書きパース

手書きパースとは、手書きで作成した透視図のことをいいます。手書きで作成するため表現手法の自由度が高く、温かみのある仕上がりになるのが特徴です。

色付けには色鉛筆やアルコールマーカーなどさまざまな道具が使われるため、幅広い表現ができるという利点があります。最近ではPCソフトを使って手書き風に仕上げる方法が用いられることもあります。

ただし、手書きパースのデメリットとして、一度作成するとやり直しが難しいという点が挙げられます。パース作成後に修正・変更依頼があった場合は、一からつくり直すこともあるため、即時の対応が困難です。

施工提案時は、お客さまの要望に応じて修正が必要になるケースがあるため、手書きパースは自社パンフレットやチラシ、プレゼン資料などに用いるのが望ましいといえます。


CGパース

CGパースとは、PCソフトを用いてCG(シージー:コンピューターグラフィックス)で作成した透視図のことをいいます。手書きよりもリアルに外観や内観を表現できるのが特徴です。

CGパースの大きな利点は、パース作成後も色や素材などを簡単に変更できる点です。紙では難しい修正にも迅速な対応が可能になるため、商談や施工提案などの完成予想図に用いるのが効果的といえます。

また、住宅の間取りや広さ、周辺の風景などもリアルにつくり込めるため、お客さまが俯瞰で想像でき、より興味・関心を持ってもらえるという効果も期待できます。もちろんパンフレットや広告に活用するのもおすすめです。

ただし、リアリティが強い一方、イメージが固定化しやすいという特徴もあります。具体的なイメージが固まっていない状態や、おおまかな雰囲気等を表現したい場合には不向きといえるでしょう。

建築パースを作成するメリット・デメリット

建築パースにはさまざまなメリットがある一方、デメリットもあります。

以下では、住宅メーカーや工務店が建築パースを作成するメリット・デメリットを紹介します。詳しく見ていきましょう。

建築パースを作成するメリット

建築パースを作成するメリットには、以下が挙げられます。

  • 完成形をリアルにイメージできる
  • お客さまの要望に応じて修正・改善でき、希望の形に近づけられる
  • 自社商品の宣伝や競合他社との差別化につなげられる
  • 認識の相違によるトラブルを防止できる

建築パース作成の大きなメリットは、言葉や図面だけではイメージしにくい完成形をより具体的に把握できる点にあります。

住宅の外観や間取り・デザイン・レイアウトなどをリアルに想像してもらうことで、お客さまの要望に合わせた施工の修正・改善が可能になります。そのため、お客さまの希望の形に近づけやすくなります。

また、魅力的な建築パースを作成することは、自社の宣伝や競合他社との差別化にもつながります。施工会社の魅力やコンセプトなどがお客さまに伝わることで訴求力が高まり、契約率アップも期待できるでしょう。

さらに、お客さまや施工会社間で完成イメージを共有できるため、認識の相違によるトラブルを未然に防止する役割も果たせます。

建築パースを作成するデメリット

建築パースの作成には、以下のようなデメリットも挙げられます。

  • 建築パースのよしあしで訴求効果が変わる
  • 作成するには専門的な知識と技術が必要になる
  • 人材確保や育成が必要になるケースもある

建築パースはただ作成すればよいというわけではありません。お客さまが見て魅力的な建築パースでなければ、十分な訴求効果を得にくくなる可能性もあります。

また、建築パース作成には専門的な知識と技術が求められます。訴求効果の高い魅力的な建築パースを追求するなら、ニーズに合った高品質のパースを作成する必要があります。建築パースを作成できる従業員を確保できなければ、人材の確保・育成を行うことになるでしょう。

自社で人材確保・育成が難しいという企業は、建築パース制作の外注を視野に入れる必要もあります。

建築パースの活用について

建築パースを用いると、住宅の外観や内観、照明、レイアウトに至るまで、完成形のイメージをよりリアルに伝えられます。手書きやCGなどの種類がありますが、パースを提案するタイミングや目的によって最適な手法は異なるため、用途に応じて活用しましょう。

また、言葉や図面だけでは伝わりにくい住宅の完成形をイメージしてもらいやすいため、お客さまとより具体的な打ち合わせが可能になります。理想とする住宅の形に近づけられることも大きなメリットといえるでしょう。

魅力的な建築パースは、自社広告・プレゼンツール・営業材料として活用することも可能です。

ただし、建築パースは厳密な図法に基づいて作成する必要があるため、専門的な知識や技術が求められます。

自社で人材確保や育成が難しい場合は、建築パースを外部に依頼するという方法も有効だと考えられます。

▷高品質かつ顧客ニーズに合った建築パース作成の代行サービス『BoxBrownie.com

自社に合わせた方法で、建築パースの活用をご検討されてみてはいかがでしょうか。



編集部
編集部
工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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