マーケティング

工務店・ビルダーの集客にはチラシとインスタどちらが有効? 効果やコストを比較

工務店・ビルダー集客の手法として以前から活用されているのが折り込みチラシです。

しかし、スマートフォンの利用が一般的となり、SNSが普及したことにより、Instagram(以下、インスタ)による集客手法を取り入れる企業も見られるようになりました。

「展示会や相談会で思うように集客できない」「従来の手法だけでは問合せを増やせない」といった工務店・ビルダーでは、どちらの集客手法を取り入れるのが有効なのでしょうか。

この記事では、新聞・インスタの活用データを参考に、チラシとインスタの集客手法の効果・コストを比較します。

目次[非表示]

  1. 1.【効果面】チラシとインスタの利用年代を比較
    1. 1.1.折り込みチラシ(新聞)
    2. 1.2.インスタ
  2. 2.【コスト面】チラシ・インスタの費用を比較
    1. 2.1.折り込みチラシ(新聞)
    2. 2.2.インスタ
  3. 3.ターゲットに応じた集客手法を選ぶことが重要
    1. 3.1.ミドル・シニア層のアプローチに有効な折り込みチラシ
    2. 3.2.低コストで若年層にアプローチできるインスタ
  4. 4.まとめ

【効果面】チラシとインスタの利用年代を比較

チラシとインスタの集客効果について、年代別の利用率を基に比較します。


折り込みチラシ(新聞)

総務省が発表したデータ『令和2年 情報通信白書のポイント』によると、2019年時点の新聞閲読者は40~60代に多いとの結果が出ています。年代別の閲読率は以下のとおりです。

▼年代別の新聞の閲読率(概算)

年代
閲読率
10代
約1%
20代
約5%
30代
約10%
40代
約22%
50代
約38%
60代
約54%

年齢が高くなるほど閲読率が高くなり、60代では半数以上の人が新聞を読んでいるということです。

つまり、新聞に折り込むチラシによる集客は、ミドル・シニア層を中心に効果が期待できるといえます。

反対に、20~30代をターゲットする工務店・ビルダーでは、折り込みチラシによる効果は期待が薄いといえます。

出典:総務省『令和2年 情報通信白書のポイント


インスタ

50~60代の閲読者が多い新聞に対して、インスタの利用者は若年層が中心となっています。総務省のデータ『平成29年版 情報通信白書のポイント』によるインスタ利用率は以下のとおりです。

▼年代別のインスタの利用率

年代
閲読率
10代
30.7%
20代
45.2%
30代
30.3%
40代
16.0%
50代
12.3%
60代
1.3%

10~30代にかけての利用率が高く、20代ではほぼ半数がインスタを利用しています。

一方、40代以降は利用率が減少し、60代では1%台という利用率の低さです。

インスタによる集客は、20~30代をターゲットとして訴求する場合に特に有効といえます。

住宅購入にニーズがあるとされる20~40代をターゲットにすることを考えれば、工務店・ビルダーの集客手法としてインスタを活用した集客に力を入れる必要があると考えられます。

出典:総務省『平成29年版 情報通信白書のポイント

【コスト面】チラシ・インスタの費用を比較

続いて、チラシとインスタの両者を費用面から比較してみます。


折り込みチラシ(新聞)

新聞の折り込みチラシの費用は、新聞会社や部数、配達エリアなどによって異なります。東京都内・普通料金の場合の費用目安は以下のとおりです。


▼折り込みチラシの費用目安

一枚当たりの単価
2.7~13円
1万部の場合
2万7,000~13万

なお、折り込みチラシのサイズ、カラーかモノクロかによっても費用は異なります。さらに、印刷料金や配送料金がかかることもあります。

新聞の折り込みチラシを配布する場合、一度の広告出稿で数万~数十万単位のコストが発生するのが一般的です。

資金的に余裕のない中小規模の工務店・ビルダーでは、継続的な折り込みチラシの配布は容易ではありません。


インスタ

数万~数十万単位のコストがかかる折り込みチラシと比べて、インスタは低コストから始められるのが強みです。企業アカウントのみであれば無料で開設できます。

▼インスタ広告の費用目安

最低出稿金額
1日当たり100円

運営開始時の予算

1日当たり最低1,000円ほど

1日100円から広告を出せますが、広告効果を得るには1日当たり少なくとも1,000円ほどの予算が必要といえます。

予算や配信期間などを自由に設定できるため、効果検証によって効果が出てきてから予算を上げていくのが一般的です。

このように、インスタ広告は折り込みチラシと比較して低コストです。

マーケティング施策に応じてコスト調節できるため、予算に限りがある中小規模の工務店・ビルダーでも活用しやすいといえます。

ターゲットに応じた集客手法を選ぶことが重要

効果・コストが異なるチラシとインスタの費用対効果を高めるには、自社商材のターゲットを明確化したうえで集客手法を選定することが重要です。

どちらの集客手法が自社にとって効果的なのか、選定時のポイントを見ていきましょう。


ミドル・シニア層のアプローチに有効な折り込みチラシ

新聞の閲読率は40~60代が多くなっています。

そのため、折り込みチラシは住み替えを検討するミドル世代やリフォーム・建て替えなどにニーズがあるとされるシニア世代をターゲットとする場合に有効です。

たとえば、以下のような工務店・ビルダー集客に適しています。

  • バリアフリーや安全性を備えた高齢者向けの住宅設計が強み
  • 既存住宅のリフォームや二世帯住宅への建て替えがメイン
  • 資金力のある家庭に向けた高級住宅がコンセプト

ただし、数万~数十万単位の費用がかかるため、エリアやターゲットを絞ったうえで費用対効果を考えることが重要です。


低コストで若年層にアプローチできるインスタ

インスタは、10~30代までの若年層の利用が中心です。

賃貸からの住み替えやマイホーム購入のニーズが高いとされる20代後半~30代、30~40代の子育て世代をターゲットとする場合に有効といえます。

たとえば、以下のような工務店・ビルダーの集客に適しています。

  • 子育て世代向けの住宅設計が強み
  • 新築注文住宅がメイン
  • 低予算で実施できる設計プランが豊富

なお、インスタ広告は折り込みチラシよりも低額で広告を載せられるというメリットはありますが、予算が少なすぎると効果を得られない可能性があるため注意しましょう。

集客効果を出すためには、効果検証を繰り返しながら予算や広告の掲載方法などを定期的に見直していくことが重要です。

まとめ

折り込みチラシの活用ではミドル・シニア層の集客効果は期待できますが、数万~数十万単位のまとまった資金が必要です。

一方、インスタは20代前後の若年層や30代以上の子育て世代の集客効果を期待できます。

折り込みチラシよりも低額で広告掲載が可能なため、中小規模の工務店・ビルダーにとっても導入しやすい集客手法です。

ただし、自社商材のコンセプトや自社の資金力によっても有効な集客手法は異なります。

ターゲット選定や自社分析を行ったうえで費用対効果を考慮した集客手法を選定することが重要です。

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編集部
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工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。