マーケティング

自社の認知向上を実現! 工務店・ビルダーにおけるブランディング施策とポイント

工務店・ビルダーで仕入れられる設備や資材は類似しやすく、一般的な工法や性能についても標準化されているため、競合他社との差別化が難しいケースがあります。

特に、中小規模の工務店・ビルダーでは知名度が低く、なかなか自社を知ってもらえないという悩みもあるのではないでしょうか。自社の認知度を高めてお客さまからの信頼を得て自社の価値を向上させるためは、ブランディングが重要です。

この記事では、工務店・ビルダーのブランディングに有効な施策やブランディングを成功させるためのポイントについて解説します。

目次[非表示]

  1. 1.工務店・ビルダーにおけるブランディングの目的
  2. 2.工務店・ビルダーのブランディングに活用される主な施策
    1. 2.1.オフラインで行うブランディング
    2. 2.2.展示場
    3. 2.3.看板
  3. 3.オンラインで行うブランディング
    1. 3.1.CM(動画)
    2. 3.2.SNS
  4. 4.ブランディングを成功させるためのポイント
    1. 4.1.①ターゲットの明確化
    2. 4.2.②コンセプト設計
    3. 4.3.③アプローチ手法の選定
    4. 4.4.④費用対効果の分析
  5. 5.まとめ

工務店・ビルダーにおけるブランディングの目的

工務店・ビルダーにおけるブランディングには、単に企業名を覚えてもらうだけではなく、お客さまからの信頼を得ることや住まいに対する愛着を深めること、工務店・ビルダーの利用が必要な際に自社を選んでもらうことなどの目的があります。

インターネットの普及によって簡単に情報を収集できるようになった現在、数ある工務店・ビルダーのなかから自社を選んでもらうためには、競合他社との差別化が欠かせません。

そこで必要になるのが、お客さまの住宅・サービスの理解を深めつつ、自社のコンセプトや価値観などを伝えていくブランディングです。

自社の強み・魅力だけではなく、経営方針や社会貢献に関する取組みなどをアピールすることで、お客さまの心をつかみ、最終的な成約につなげます。

単なる価格競争ではなく、「デザインのセンスがよく信頼できる」「住宅づくりの理念やコンセプトに魅力を感じる」といった点でお客さまの共感を得ることが重要です。

工務店・ビルダーのブランディングに活用される主な施策

ここでは、工務店・ビルダーのブランディングに活用できる4つの施策について紹介します。それぞれの特徴やメリットを踏まえて、自社に適した方法を検討してみてください。


オフラインで行うブランディング

工務店・ビルダーで行うブランディングは、大きくオフラインとオンラインに分けられます。まずは、オフラインで行うブランディングの施策を見ていきましょう。


展示場

展示場は、お客さまと直接接点を持てる魅力があります。一ヶ所で複数のモデルルームを見てもらえるほか、最新情報も豊富に提供できます。

住宅購入を検討しているお客さまにとっても、住宅の全体像やデザインなどのイメージがつきやすいといったメリットがあります。

ただし、コンセプトやプランなどが異なる住宅を展示する場合は、情報量の多さにお客さまが戸惑ってしまうこともあります。

それを避けるために、自社のブランドコンセプトを軸として提供する情報を整理することも大切です。


看板

看板は、その地域に住む人が日常的に目にするものであるため、いざリフォームや住宅購入を行うことになった場合に問合せへつながりやすいのが特徴です。

スーパーの向かいや駐車場スペースなど、自然と人の目に入るような位置に看板を設置することで効果を発揮しやすくなります。

短期的な効果は得にくいですが、長期的な視点で潜在顧客をつくるうえでは有効な施策です。

オンラインで行うブランディング

次に、オンラインで行うブランディングの施策について紹介します。オフラインの施策と比較しつつ、予算や目的に合わせて自社に適した施策を選びましょう。


CM(動画)

テレビで流れるCMには、ブランドの世界観やメッセージを動画で伝えられるという魅力があります。

「CMで聞いたことがある工務店・ビルダー」とお客さまに印象付けられ、社会的信頼が得られやすいことがメリットです。

ただし、総務省のデータによると、住宅購入ニーズがあるとされる20~40代のテレビ視聴時間は減少傾向にあります。

また、放送局によって差はあるものの、CMの制作費は高額なため、広告資金が限られている中小規模の工務店・ビルダーにとってはハードルが高くなりやすいという点も留意しなければなりません。

なお、テレビ離れが進む一方でインターネット利用時間は全世代において増加しています。テレビCMだけではなく、インターネット上での動画広告も有効な手法として検討してみてはいかがでしょうか。

出典:総務省『平成30年版 情報通信白書のポイント


SNS

SNSは、ユーザーにとって身近なものであり、ブランドコンセプトを視覚的に訴えかけやすいのが特徴です。SNS特有の拡散性によって認知度アップが期待できます。

また、企業ホームページよりも親しみやすく、返信機能やダイレクトメールを通じてユーザーと直接コミュニケーションが取れるため、自社への愛着や信頼形成につながりやすくなります。

「お客さまからの信頼や愛着を深め、自社を選んでもらう」といったブランディングの目的を達成するうえで有効です。

ブランディングを成功させるためのポイント

ここからは、工務店・ビルダーのブランディングを成功に導くための4つのポイントを解説します。


①ターゲットの明確化

まずは、ブランディングの対象となるターゲットを明確にします。自社の商材に対する顧客層を絞り込むために、エリア・家族構成・年代・趣味趣向・価値観などを設定します。

具体的な人物を仮想的に設定してターゲット像をイメージしやすくするペルソナマーケティングも活用できます。

ターゲットを明確化することで、よりお客さまの印象に残りやすい効果的なブランディング施策を打ち出すことが可能です。


②コンセプト設計

ブランディングを実施するうえで次に重要となるのがコンセプト設計です。会社の方向性や世界観(デザイン特化・価格特化・性能特化など)を明確にします。

▼コンセプト設計で考慮する要素

  • 創業者の思いや企業理念
  • 従業員や顧客が潜在的に工務店・ビルダーに感じている思い
  • 市場や業界における立ち位置
  • 住宅へのこだわりや強み

自社のブランドコンセプトを設定することで、マーケティングやPRに統一感が生まれ、一貫した施策を実施できます。


③アプローチ手法の選定

ターゲットやコンセプトを設定した後は、具体的なアプローチ手法を検討します。この段階で重要なのは、①で定めたターゲットの目にとどまりやすい方法を選ぶことです。

たとえば、工務店・ビルダーの地域内で認知度を高めたい場合は展示会や看板が有効です。

また、幅広いユーザーから認知してもらい、自社への愛着を育てたい場合には、拡散力があり継続的なコミュニケーションが取れるSNSが有効といえます。

このように、自社がブランディングで目指す目的とターゲットの年齢・性別、ライフスタイルなどに応じてアプローチ手法を選定することがポイントです。


④費用対効果の分析

最後に、ブランディング施策の費用対効果を分析することも欠かせません。

ブランディングの最終的な目的は、自社の成約や売り上げにつなげることです。そのため、施策に対してどれくらいの費用対効果が得られたか、その都度分析する必要があります。

マーケティング施策に対する費用と得られた利益を把握したうえで、効果が見られる施策に注力していくことがポイントです。

まとめ

競合他社との差別化を図ることが難しい工務店・ビルダーでは、ブランディングによって自社の認知度を高めることが重要です。

工務店・ビルダーのブランディングでは、自社の魅力や強みをアピールし、認知の拡大や価値の向上、信頼の獲得につなげることがポイントといえます。

ブランディングを実施する際は、ターゲットや市場を明確化し、自社の強み、世界観をアピールできるコンセプトを設計します。

そのうえで、適切なアプローチ手法を選定し、費用対効果を分析しつつ改善につなげていきましょう。

「自社の認知度が低くてなかなか集客できない」「競合他社と比較されてしまう」といった課題を持つ工務店・ビルダーの営業担当者さまは、自社の強みや魅力について改めて考えてみてはいかがでしょうか。

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編集部
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工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。