住宅営業の身だしなみは足元から! 知っておきたい“革靴”の寿命と交換目安
身だしなみを整えることはビジネスマナーの基本。なかでも営業担当者の革靴は、お客さまから見られているポイントのひとつです。
『住宅営業は初回接客が肝心! 選ばれる営業担当になるための3つのコツ』でも取り上げたとおり、住宅営業、とくに初回接客においては、担当者の身だしなみでその店舗の評価が決まるといっても過言ではありません。
せっかく服装や髪型をきちんと整えていても、革靴が汚れていたり、消耗が激しかったりするだけで、「だらしない」「身の回りの管理ができていない」と感じられてしまうこともあります。お客さまに好印象を持ってもらうためには、足元から身だしなみを整えることが大切です。
本記事では、営業担当者の必須アイテムである革靴の寿命やメンテナンス方法などを解説します。この機に、足元の身だしなみにも気を配ってみませんか?
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革靴の汚れは意外と目立つ? 営業担当者が気をつけたい足元の身だしなみ
「人の第一印象は外見で決まる」といわれるほど、身だしなみは人と人との関係性にも少なからず影響を与えます。
住宅営業においても、お客さまから「誠実な人」「信頼できる人」というよい印象を持ってもらうためには、清潔感のある身だしなみが欠かせません。
スーツやシャツのシワ・汚れ、髪型などには十分気をつけている人でも、革靴は見落としてしまいがちです。「足元はあまり見えないから大丈夫」と思っている人は要注意。意外にも足元はよく見られています。
- 砂や泥で汚れていて清潔感がない
- つま先やかかとがつぶれていてだらしない
外回りやイベントなど、一生懸命に動く人ほど靴は汚れやすいものです。しかし、このように、革靴ひとつでその人の印象を悪くしてしまうこともあります。
普段から使うものだからこそ、汚れや寿命に気を配ることが大切です。革靴までしっかり手入れが行き届いていると、「清潔感がある人」「自己管理ができる人」「仕事ができそうな人」というような好印象を与えられます。第一印象で損をしないためにも、革靴の手入れを心がけましょう。
革靴の寿命とは? 交換時期を判断するポイント
革靴は経年変化で足へのなじみがよくなり、深い風合いが出てくることが魅力です。
しかし、長年履いていると、表面にひび割れができたり、型崩れが起きたりすることもあります。
製法や素材によって異なりますが、丈夫そうに思える革靴にも寿命があります。
革靴の製法ごとに寿命の目安を見てみましょう。
■グッドイヤー・ウェルト製法
靴のフチに縫い目があるタイプです。靴底を何度も張り替えられるため、10年以上使えることもあります。
■マッケイ製法
靴の内側部分(中底)に縫い目があるタイプです。靴底を交換できるのは数回で、5~7年が寿命とされています。
■セメント製法
靴に縫い目がなく靴底が貼り合わせられているタイプです。靴底の交換ができないため、1~3年が寿命とされています。
これらはあくまで目安となるため、実際は靴の状態を見て判断する必要があります。
買い替え時期の判断ポイントは、「靴底がすり減っている」「靴底とアッパーの縫い付け部分が損傷している」「表面にシワができ、型崩れしている」「嫌な臭いが取れない・カビが発生している」の4つです。具体的に見ていきましょう。
1.靴底がすり減っている
靴底は、足を保護し、安定して歩くために重要な部分です。とくにつま先やかかとは地面に触れる機会が多く、摩耗が進みやすいといわれています。靴底がすり減っていて、靴底の交換ができない場合は、買い替え時期といえるでしょう。
2.靴底とアッパーの縫い付け部分が損傷している
アッパー(足の甲を覆う部分)は革靴のデザインを担う重要な部分でもあります。そのアッパーと靴底との縫い付けが取れている、あるいは劣化している、損傷があるといった場合は、買い替え時期の可能性があります。
3.表面にシワができ、型崩れしている
革靴の甲の部分にはシワができやすい部分です。一度できたシワは完全に消すことは難しく、手入れを怠ると型崩れやヒビが入ることもあります。手入れや修理をしても直らないシワや型崩れがある場合には、買い替え時期といえるでしょう。
4.嫌な臭いが取れない・カビが発生している
長時間革靴を履いていると、汗や汚れによって嫌な臭いが発生することがあります。とくに雨の日や湿気が多い日などは、履いたあとに放置しているとカビが発生しやすくなります。中敷きの交換や、洗浄をしても臭いやカビが取れないときは買い替え時期といえるでしょう。
日頃の手入れが肝心! 革靴を綺麗に保つメンテナンス方法
革靴は、“汚れがついたまま”や“雨で濡れたまま”の状態で放置すると劣化が早まります。
修理や買い替えなどの回数を減らすためには、「靴を綺麗に保つ、毎日のケア」や「革の持ちをよくする、月に一回のケア」を行いましょう。
靴を綺麗に保つ、毎日のケア
革靴を綺麗に保つためには、毎日の手入れが欠かせません。土汚れやホコリなどは、ブラッシングで落としましょう。靴を履いた直後や雨の日などは、風とおしのよい日陰で乾燥させることもポイントです。また、型崩れを防ぐために、保存時にはシューズキーパーを入れておくのが望ましいでしょう。
革の持ちをよくする、月に一回のケア
毎日のケアに加えて、月一回を目安に革の手入れをしましょう。まず革製品専用のリムーバーやブラシ、クロスなどで汚れを掃除します。その後、革の持ちをよくするために革専用のケアクリームを活用しましょう。専用のブラシでブラッシングすることで、革のツヤがアップします。
まとめ
住宅営業では、お客さまに好印象を与えられるよう、ビジネスマナーに合わせた身だしなみを心がけることが大切です。
なかでも革靴は第一印象を左右する重要なアイテム。営業活動で毎日使うものだからこそ、手入れが行き届いていなければお客さまにだらしない印象を与えてしまいます。
綺麗に手入れされた革靴は、お客さまに好印象を与えられるだけでなく、自身のモチベーションアップにもつながります。
お客さまから好印象を得るためにも、足元の身だしなみに目を向けてみませんか?
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