良いパンフレットの条件とは? 企画立案や制作のポイントを解説
会社案内や住宅商品、サービスの訴求に活用されるパンフレット。自社ホームページからのダウンロードや営業活動での配布など、さまざまなシーンで活用されています。
しかし、パンフレットを見てもらえたものの「その後の問合せや来店につながらない」とお悩みのケースもあるのではないでしょうか。
パンフレットを用いて効果的に訴求するには、読み手に伝わりやすく、興味を引くような内容を制作することが重要です。
そこで今回は、良いパンフレットの条件を踏まえて、企画の手順や制作のポイントを解説します。
目次[非表示]
- 1.良いパンフレットの3つの条件
- 1.1.①読み手の興味を引くデザインになっている
- 1.2.②ニーズと内容がマッチしている
- 1.3.③読み手の目線に合わせている
- 2.良いパンフレットを制作する企画立案のステップ
- 3.パンフレット制作における媒体別のポイント
- 3.1.紙のパンフレット
- 3.2.デジタルパンフレット
- 4.まとめ
良いパンフレットの3つの条件
工務店・ビルダーのパンフレットを制作する前に、“良いパンフレット”の条件について知っておくことが重要です。主に3つの条件があります。
①読み手の興味を引くデザインになっている
あまりにもシンプルな表紙・デザインのパンフレットでは、印象が残りにくく、目を通してもらえない可能性があります。
これに対して、良いパンフレットには表紙で読み手の興味を引きつけるインパクトがあります。
ただし、単に派手で目に留まりやすい表紙・デザインが良いというわけではありません。大切なのは、シンプルであっても、何についてのパンフレットかがひと目で分かるデザインであることです。
②ニーズと内容がマッチしている
読み手が求める情報をきちんと内容に反映できていることも良いパンフレットの条件です。
作り手である工務店・ビルダーにとって「充実している」と感じられる内容であっても、読み手が求める情報でなければ読み進めてもらえません。
読み手のニーズや課題に沿った内容を掲載することで、読み応えのあるパンフレットとなり、商材の訴求力も高まります。
③読み手の目線に合わせている
たとえば、「専門用語が多い」「読みにくい」などのパンフレットは読み手の読む気を削いでしまう可能性もあります。
良いパンフレットを目指すには、読み手の目線に立ち、分かりやすい表現を用いることが大切です。読み手が理解しやすい文章・レイアウトを意識することで、自社の情報や特長などが伝わりやすくなります。
良いパンフレットを制作する企画立案のステップ
良いパンフレットを制作するためには、企画立案のはじめから綿密なプランニングが必要です。ここでは、企画立案の3つのステップとポイントを解説します。
【STEP①】パンフレットの掲載内容を絞る
はじめに、パンフレットに掲載する内容を絞ります。工務店・ビルダーで制作するパンフレットの内容としては、会社案内や営業ツール、商材紹介などが挙げられます。
ただし、一つのパンフレットに情報を詰め込みすぎると統一性がなくなり、内容が伝わりにくくなる可能性があるため、主軸を決めるのがポイントです。
【STEP②】読み手となるターゲットを設定する
パンフレットの用途を決めた後は、読み手となるターゲットを設定します。「誰に何を伝えたいのか」を明確にすることで、有効な内容やデザインなどを考案しやすくなります。
ターゲットを設定する際は、自社の住宅コンセプト・価格帯・エリアなどを踏まえてターゲット層を洗い出すのがポイントです。
【STEP③】ニーズを洗い出しテーマを決める
読み手となるターゲットがどのような情報を求めるのか、顧客のニーズを把握することも欠かせません。
工務店・ビルダーのパンフレットの読み手となる顧客は、「できるだけローコストで住宅を購入したい」「中古住宅を購入してリノベーションしたい」など、異なるニーズを持っています。
これらのニーズを踏まえたうえで、テーマや盛り込みたい内容の概要を決めていくことで、読み手のニーズと内容のミスマッチを防ぐことが可能です。
たとえば、住宅づくりを検討されているお客さまにお渡しするパンフレットの場合は、ターゲットが共感できる悩みや課題、住宅購入における検討材料、比較要素などをテーマに落とし込むのがポイントです。
パンフレット制作における媒体別のポイント
パンフレットには、紙のパンフレットとデジタルパンフレットの2種類があります。
パンフレットの用途やターゲットに応じて適切な媒体を選ぶことが重要です。
ここでは、それぞれのパンフレットを制作する際のポイントや活用法などを解説します。
紙のパンフレット
紙のパンフレットは、見た目の質感や手触りなどが企業イメージにつながりやすくなります。
そのため、用紙選びや印刷方法などにもこだわり、パンフレットのデザイン・内容を引き立たせるのがポイントです。
たとえば、用紙選びによって以下のような企業イメージを表現できます。
▼用紙選びの例
- 環境に配慮した用紙:自然環境保護への意識・取り組みを表現
- 自然な厚みで優しい手触りの用紙:高級感、重厚感を表現
紙のパンフレットは営業ツールとして配布したり、店舗に置いたりするなどして、持ち帰っていただける場合に有効です。
デジタルパンフレット
デジタルパンフレットは、自社ホームページから閲覧・ダウンロードできるように活用します。
ポイントは、スマートフォンやパソコンから閲覧しやすいレイアウトにすることです。
文字が小さいために拡大が必要だったり、データが重すぎたりする場合は、読み手が不便に感じてしまうことがあります。
作成する際は、文字の大きさ、画像やリンクボタンの配置などを工夫して閲覧しやすく仕上げることが重要です。
デジタルパンフレットは、Webサイトを見たユーザーに幅広くパンフレット配布したい場合に有効です。
まとめ
パンフレットを有効活用するには、読み手の視点を意識しながら、興味・関心を引くデザイン、ニーズに沿った内容の制作を心がける必要があります。
制作時には、パンフレットの用途・ターゲットなどを明確にしたうえで、ニーズに沿った企画を検討しましょう。
また、シーンや用途に応じて紙・デジタルを使い分けることも大切です。紙のパンフレットは実際に手で触れることができるため、内容だけではなく、紙の質感や印刷方法にもこだわると印象アップにつながります。
デジタルパンフレットは、スマートフォン・パソコンから見やすいようにレイアウトや操作性の配慮も必要です。
工務店・ビルダーの企業紹介や住宅商品の訴求に活用できるパンフレットの制作にこだわってみてはいかがでしょうか。