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自社ホームページとの違いは?注文住宅ポータルサイトの特徴とメリット・デメリット

自社ホームページとの違いは?注文住宅ポータルサイトの特徴とメリット・デメリット

コロナ禍による2020年のステイホーム期以降、注文住宅を検討するお客様も「まずWEBで情報収集し、気になる会社を訪問」という行動が一般的になったことで、ビルダー・工務店においてもWEB集客戦略の重要性が飛躍的に高まっています。

このような状況の中、WEB集客を伸ばしたい注文住宅ビルダー・工務店の中には、LIFULL HOME’Sをはじめとするポータルサイトへの掲載を検討する方も多いようです。

この記事では、ポータルサイトの特徴、自社ホームページと比較した際のメリット・デメリット、ポータルサイト利用に向いている会社・向いていない会社について解説します。

目次[非表示]

  1. 1.住宅ポータルサイトはWEB上の総合住宅展示場
  2. 2.自社ホームページとポータルサイトの比較
    1. 2.1.・ポータルサイトの優位性は「利用者数」「信頼醸成」
    2. 2.2.・注意点は「自由度」「コスト」
  3. 3.ポータルサイト利用に向いている会社は?
    1. 3.1.・自社ホームページ特化が向いている会社
    2. 3.2.・自社ホームページとポータルサイトの併用が向いている会社
  4. 4.まとめ

住宅ポータルサイトはWEB上の総合住宅展示場

住宅ポータルサイトとは、特定の会社の情報だけを取り扱うのではなく、様々な会社の情報を一括で閲覧できるサイトのことです。例えるならば、自社ホームページがWEB上の「本社」「単独モデルハウス」であるのに対し、住宅ポータルサイトはWEB上の「総合住宅展示場」と言えるでしょう。

住宅ポータルサイトの最大の特徴は「利用者数の多さ」です。掲載企業からの利用料をもとに、大規模なWEB広告・SEO対策・テレビCM・交通広告など、単独の会社では実現が難しい大々的なプロモーションを行い、住宅を検討するお客様を集客し、掲載企業への反響につなげています。

自社ホームページとポータルサイトの比較

自社ホームページとポータルサイトの違いを、それぞれのメリット・デメリットに着目しながら、もう少し詳しく見ていきましょう。

・ポータルサイトの優位性は「利用者数」「信頼醸成」

両者を比較した場合、ポータルサイト最大の優位性は先ほどもご説明した「利用者数の多さ」です。特に住宅ポータルサイトの場合、訪問ユーザーの大半が住宅に関する情報収集を行っているため、自社のお客様になり得るユーザーに対する効率的なアプローチが可能です。

ちなみに、利用者数の多さではInstagramなどのSNSにも優位性がありますが、SNSの場合は住宅の情報収集を行っているユーザーが限定的であるため、ターゲットとなるユーザーへ情報を届ける工夫が求められる点に注意が必要です。

また、ポータルサイトのもう1つのメリットとして、ハウスメーカーや地元の大手ビルダーと同じサイトに掲載されることによって、お客様からの信頼感獲得につながる可能性がある点も、ポータルサイトのメリットと言えるでしょう。

・注意点は「自由度」「コスト」

一方で、ポータルサイトが自社ホームページに比べて劣る点もあります。
例えば「掲載内容の自由度」。多くのポータルサイトでは会社紹介・施工事例・お客様の声などひと通りの情報を掲載することは可能ですが、自社ホームページのようにコンテンツの構成やページのデザイン・レイアウトを自由に変更することはできません。

定型化されたフォーマットの中で、自社の特徴を上手に伝える工夫が求められます。また、ポータルサイトの場合、掲載にあたって直接的なコストが発生する点も気になる方が多いと思います。

ただし、自社ホームページも維持管理費・WEB広告費・運用を外注している場合の外注費など様々な直接コストのほか、情報更新・管理を社内で行う場合の人件費など間接コストも発生しています。自社ホームページのコストを直接・間接両面で検証したうえで反響獲得・成約獲得の費用対効果を算出し、ポータルサイトのコストと比較することが重要です。

ポータルサイト利用に向いている会社は?

この記事をお読みの方の中には、現在自社ホームページのみで集客活動を行っており、ポータルサイトの利用を検討している方も多いと思います。自社ホームページをやめてポータルサイトに特化することは現実的ではないため「自社ホームページ特化」「自社ホームページとポータルサイトの併用」いずれかが選択肢になると思います。

これまでの内容を踏まえたうえで「自社ホームページに特化した方がよい会社」「ポータルサイトを利用した方がよい会社」について解説します。

・自社ホームページ特化が向いている会社

自社ホームページの更新・管理、ホームページ集客のためのWEB広告・SEO対策などに十分な人員と費用を割くことができており、かつ、自社ホームページのみで十分な反響数を確保できている会社の場合は、今後も自社ホームページ中心の集客戦略で、さらに反響を伸ばすことが可能であると考えます。

・自社ホームページとポータルサイトの併用が向いている会社

現状のホームページ反響数に満足していない場合や、自社ホームページにリソースを割くことが難しい会社であれば、自社ホームページとポータルサイトの併用で、効率的に反響数を最大化するのがよいでしょう。

ただし、ポータルサイトを利用する場合も、自社ホームページの魅力を高め、反響数を伸ばすための取り組みは怠らないようにしましょう。

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まとめ

住宅ポータルサイトの特徴・自社ホームページとの違いなどを解説しました。
注文住宅の営業活動では今後もWEB集客が重要な役割を占めることは間違いありません。自社ホームページに特化する場合も、ポータルサイトを併用する場合も、それぞれの特徴を十分に把握したうえで活用し、集客アップにつなげていきましょう。

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株式会社住宅産業研究所(JSK)
株式会社住宅産業研究所(JSK)
1976年設立、住宅業界専門の調査会社。「月刊TACT」などの情報誌・調査資料・セミナー・研修・コンサルティングなどを通じて全国の住宅会社に情報を提供する。

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