住宅ポータルサイトは、注文住宅の集客を効率化するうえで有力な媒体といえます。利用する場合には、掲載料金の仕組みやタイプについて正しく理解したうえで、相性のよいものを選ぶことが大切です。

今回はポータルサイトの料金体系の一つである「反響課金」について、仕組みやその他の料金体系との違い、利用するメリットをご紹介します。また、反響課金制のポータルサイトを上手に活用するためのコツも併せて見ていきましょう。

「反響課金」とは？その他の料金体系との違い

ポータルサイトの料金体系は、「反響課金」と「掲載課金」の2通りに大別することができます。どちらも一定額の初期導入費用はかかりますが、その後の料金システムには大きな違いがあります。

ここでは、反響課金の基本的な仕組みと、掲載課金との違いについて解説します。

反響課金の仕組み

反響課金とはいわゆる成果報酬型の料金体系であり、反響があった場合にその件数に応じた料金が発生する仕組みです。ポータルサイトにおける「反響」とは、一般的に閲覧したユーザーからの問合せを指します。

詳しいメリットは後述しますが、問合せという具体的なアクションがなければ追加料金が発生しないため、気軽にスタートしやすいのが特長です。

掲載課金との違い

掲載課金とは、情報を掲載する時点で料金が発生する仕組みのことです。基本的には掲載する物件数に応じて料金が加算されるシステムになっています。

たとえば、あらかじめ掲載件数を決めて月額の料金設定をしたうえで、掲載希望件数が増えたら追加料金で枠を広げるというパターンも多いです。いずれにしても、反響課金との大きな違いは、「反響がなくても料金がかかる」という点にあります。

そのため、利用する際には、「実際の反響に対していくらのコストがかかっているのか」を丁寧に検証することが重要となります。

反響課金の注文住宅ポータルサイトを選ぶ4つのメリット

反響課金の注文住宅ポータルサイトには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、代表的な4つの利点をご紹介します。

反響質を高めるための「機能」が多い

ポータルサイトには、反響質を高めるためのさまざまな工夫が施されています。たとえば、問合せがほしい地域だけに広告を打ち出せる絞り込み機能を活用することで、地域密着型の効率的な集客が可能です。

また、Web上で完結できるイベント予約機能や問合せ機能が搭載されているため、来場・来店の意思のあるユーザーをスムーズに誘導することができます。さらに、反響課金であれば、住宅カタログや施工事例も無制限で自由に掲載できるため、小さなコストで大きな広告効果が得られるのも魅力です。

予算額の上限も設定可能

ポータルサイトは、基本的に予算の上限を設定して運用することができます。反響課金の場合は、設定した予算に反響数（問合せ数）が到達したタイミングで、受付が一時的にストップされる仕組みです。

ユーザー画面には、「お問合せ多数につき、受付再開までお待ちください」などのメッセージが表示されるため、設定予算をオーバーする心配がありません。このように、広告予算に合わせた柔軟な使い方ができるのも大きな特長といえます。

導入コストを抑えやすい

反響課金の仕組みであれば、問合せがあった段階で料金が発生するため、広告掲載時の料金を気にする必要がありません。小さな初期導入費用のみでコストを抑えられるので、手軽にスタートを切りやすいのもメリットです。

費用対効果を明確化できる

掲載課金の場合、どれだけ広告を掲載しても反響につながるとは限らないため、こまめに運用の費用対効果を検証しなければなりません。いくらの広告掲載費用につき、何件の反響があったのかをシビアに求める必要があるのです。

それに対して、反響課金は「問合せ数＝料金」であるため、費用対効果を明確化しやすいといえます。広告掲載や情報更新は追加料金なしで行えるため、余計なコストを抑えられるのも大きなメリットです。

反響課金の仕組みを活用する5つの方法

ポータルサイトはそれ自体に集客力があるため、情報を掲載するだけで多くのユーザーに見てもらえるチャンスが広がります。一方で、多数の会社が情報掲載しているため、集客につなげるには自社の存在を際立たせる工夫も必要です。

ここでは、反響課金の仕組みを最大限に活かすためのコツを5つに分けて見ていきましょう。

自社の㏚ポイントになる情報を充実させる

多くの反響を獲得するためには、自社の強みを細かく分析したうえで、PRポイントとなる情報を充実させることが大切です。たとえばデザイン力に自信がある場合は、住宅カタログや施工事例などを写真つきで掲載することで、ユーザーに強い印象を与えられるでしょう。

販売戦略に応じて配信エリアを調整する

住宅会社の集客においては、「商圏の設定」が特に重要なテーマとなります。競合他社の分析を行いながら、どの程度まで商圏を広げるのが適切であるのかを戦略的に検討してみましょう。

そのうえで、ポータルサイトで商圏に合わせたエリア設定を行えば、効率的にターゲットを絞り込むことが可能です。

ホームページやSNSとの連携を図る

住宅の施工を依頼するにあたっては、気になった依頼先の候補をいくつかピックアップし、より詳細な情報を得ようとするのが一般的です。ポータルサイトを利用するうえでは、自社のWebサイトやSNSなどとも連携させ、ユーザーが求める情報を提供できる場へ誘導するとより高い効果が期待できます。

お客さまとは継続的にコンタクトをとる

ポータルサイトを運用する際は、集客から成約までの流れをしっかりと構築しておくことも大切です。問合せを獲得した段階では、まだ自社に依頼してもらえることが確定しているわけではありません。

競合他社との比較検討によって、最終的な一社に絞り込むというケースも多いため、そこからが重要な勝負所といえるでしょう。特にお客さまとのファーストコンタクトでは、競合他社よりよい印象を与えるためにも、スピードを意識して問合せにレスポンスをすることが大切です。

そして、住宅イベントやメールなどで継続したコンタクトをとりながら、丁寧に信頼関係を築いていきましょう。ただし、過度な営業感を出すと不快感を与える恐れもあるため、アプローチの内容は段階的に深めていく必要があります。

まずはお客さまのニーズや悩みを丁寧に引き出し、どのようなペースでアプローチしていくべきなのかを探るとよいでしょう。

「お客さまの声」をコンテンツに活かす

ポータルサイトやホームページの情報を充実させるには、実際に成約したお客さまの声をコンテンツとして掲載するのが有効といえます。多くのお客さまにとって、家づくりは初めての経験であり、分からないことも多いため何かと不安を感じてしまいやすいものです。

そうしたときに参考になるのが、すでに同じ会社で住宅を建てたOB・OG顧客の率直な意見です。近しい立場に当たる先輩顧客がどのように感じたのかを知れば、依頼先を見極める際の安心材料となるでしょう。

注文住宅ポータルサイトを選ぶならLIFULL HOME'S

LIFULL HOME'Sでは、注文住宅の受注に特化したポータルサイト「LIFULL HOME'S注文住宅」を運営しています。最後に、LIFULL HOME'S注文住宅の特徴をご紹介します。

費用対効果の高い反響課金制

LIFULL HOME'S注文住宅は、今回ご紹介した反響課金制を採用しており、「問合せ数＝成果」に応じた料金体系となっています。お客さまの具体的なアクションに応じて費用が発生する仕組みのため、余計なコストがかからないのが魅力です。

掲載エリアの絞り込みによる高い反響の質

情報を掲載するエリアについては、市区町村単位まで細かく絞り込むことができます。問合せがほしいエリアを詳細に設定できるため、反響の質が高く、マッチ度の高いお客さまからのアクションに集中できるのがメリットです。

また、商圏戦略をしっかりと練っていれば、「見込み客数が多そうな商圏をピンポイントで狙う」といった使い方も可能です。

お客さまをスムーズに誘導できる来場予約機能

LIFULL HOME'S注文住宅には、自社に興味を持ったお客さまをそのまま住宅イベントなどへ誘導できる「来場予約機能」も備わっています。そのため、検討度合いが高い見込み客からの問合せを獲得しやすいのも魅力の一つです。

PRの方法は自由自在

ポータルサイトの情報掲載スペースには、住宅カタログや施工事例などを自由に載せることができます。また、追加料金ゼロで無制限に情報登録ができ、管理画面からはいつでも更新可能です。

高いブランド認知度による効率的な集客

LIFULL HOME'SはテレビCMをはじめとする各種メディア戦略により、高いブランド認知度を獲得しています。集客強化施策の効果により、注文住宅を検討するお客さまからの問合せは過去4年間で約3.8倍に増加しています。

このように、ポータルサイトそのものに確かな集客力があるため、情報掲載をすることで、多くのユーザーからのアクセスが期待できるのもメリットです。なお、詳しい資料は下記のページから無料で取得できるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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●記事のおさらい
最後に、今回の内容をQ&Aで確認しておきましょう。

Q：ポータルサイトの反響課金とは？
A：ユーザーからの問合せのように、具体的な反響に紐づいて料金が加算されていく広告掲載のスタイルです。広告掲載時に料金が発生する掲載課金とは異なり、反響数に応じた料金体系となっているため、スタート時のコストを抑えやすいのが特長です。

Q：反響課金制のポータルサイトを使うメリットは？
A：反響課金制は費用対効果が計算しやすく、導入時のコストも抑えやすいのが魅力です。また、あらかじめ料金の上限を設定した状態で運用できるため、予算オーバーに陥る心配もありません。