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広告費を抑えたい?それならプレスリリース配信を検討してみよう!

住宅メーカーが新サービスの発表などの企業情報をユーザーに伝えたい場合、テレビや新聞などで広告を出すと高額な費用がかかってしまいます。

その高額な広告費に悩んでいるならば、費用を抑えながら情報を届けられるプレスリリース配信を検討してみてはいかがでしょうか?

今回は、プレスリリースを配信するメリットと、基本的なプレスリリースの配信方法を見ていきます。

目次[非表示]

  1. 1.プレスリリースとは
  2. 2.プレスリリース配信のメリット
    1. 2.1.低価格で配信可能
    2. 2.2.拡散力
    3. 2.3.信頼性
  3. 3.ニュースとして取り上げられるプレスリリース
    1. 3.1.ニュース性
    2. 3.2.社会性
    3. 3.3.トレンド性
  4. 4.プレスリリースの書き方
    1. 4.1.タイトル
    2. 4.2.リード文
    3. 4.3.画像
    4. 4.4.本文
    5. 4.5.問合せ先
  5. 5.プレスリリース配信の方法
  6. 6.プレスリリース配信後の効果測定
    1. 6.1.クリッピング
    2. 6.2.広告換算
  7. 7.まとめ

プレスリリースとは

プレスリリースとは、企業情報を新聞社やテレビ局などのメディアに向けて発表すること、また、その文書のことを意味します。

企業は、新商品や新サービスの発表・イベントの開催告知・自社の技術など、ユーザーに届けたい企業情報をプレスリリースとしてメディアに配信します。

メディアがプレスリリースから情報を得て、ニュースとして取り上げる価値があると判断した場合、企業情報は新聞やテレビ番組で取り上げられ、ユーザーの元に届きます。

プレスリリース配信のメリット

ユーザーに自社の情報を届ける手段であるプレスリリースには、いくつかのメリットがあります。


低価格で配信可能

プレスリリースを配信するメリットとしてまず挙げられるのは、“低価格”という点です。
広告を出すと高額な費用がかかってしまいますが、プレスリリースならば費用を抑えながら企業情報をユーザーの元へ届けることができます。

プレスリリースやニュースリリース配信サービスを行うPR TIMESでは、1配信3万円の従量課金プランや、7万円/月の年間契約プランなどが用意されています。


拡散力

プレスリリース配信の2つ目のメリットは、“拡散力”です。新聞やテレビ番組、大手ニュースサイトなどに取り上げられれば、膨大な数のユーザーの元に情報を届けることができ、更なる拡散も期待できます。


信頼性

プレスリリース配信の3つ目のメリットは、“信頼性”です。
企業が出す広告よりも、第三者であるメディアが取り上げることで、情報の信頼性が高まるといえます。
広告を飛ばして記事を読むようなユーザーの目にとまる可能性も高まります。

ニュースとして取り上げられるプレスリリース

複数のメリットがあるプレスリリースですが、メディアの記者の元には、日々膨大な数のプレスリリースが届きます。

その中からニュースとして取り上げてもらうには、記者に“ニュースにする価値がある”と思わせるテーマをプレスリリースにする必要があります。

そこでポイントとなるのが、次の3点です。


ニュース性

既に発表したことがあるものや、競合他社が当たり前に行っていることでは、ニュースとして取り上げられにくいです。
記者に取り上げてもらうには、ニュースにする価値がある“新しい情報”や“珍しい情報”をプレスリリースのテーマにすることが必要です。


社会性

記者がニュースを報道する際に、その情報が“社会にとって有益である”ことを重要視します。
プレスリリースが、社会にとって役に立つ情報だと判断されるようなテーマにすることが重要です。


トレンド性

“時代の流れに合っている”テーマにすることも重要です。

自社の既存のサービスでも、その時々に社会の関心を集められるようなものであれば、ニュースとして取り上げられる可能性は高くなります。

プレスリリースの書き方

プレスリリースは、一目見ただけで内容が伝わるように書くことが重要です。
ここでは、プレスリリースを作成したことがない担当者に向けて、基本的な書き方について紹介します。

まず、用紙はA4サイズを縦に使い、文字は横書きで書きます。

配信内容は基本的に1枚に収めます。
2枚以上に及ぶ場合にも、1枚目だけで内容が完結するように書き、2枚目以降は補足情報として扱います。

構成はタイトル・リード文・画像・本文・問合せ先、がプレスリリースの基本的な形です。


タイトル

タイトルを見た時点で記者に興味を持ってもらえなければ、本文まで読み進めてもらうことはできません。

記者の興味を引くタイトルにするには、プレスリリースの内容が一目見ただけで伝わるよう、簡潔かつ具体的に表現します。

長くて抽象的なタイトルや広告色の強い誇大な表現は敬遠されてしまうので、伝えたい内容をストレートに書きます。


リード文

タイトルに次いで重要なのがリード文です。
タイトルに興味を持った記者が、ニュースとして取り上げるかを判断するのがこのリード文です。

リード文では、プレスリリースで最も伝えたい情報の概要を説明します。

誰が・いつ・どこで・何をしたのか、具体的な事実を簡潔に書きます。通常の文章の基本は“起承転結”ですが、プレスリリースの場合は“結論から真っ先に書く”ことが鉄則です。


画像

写真・イラスト・図表などの画像は必須です。

一瞬でプレスリリースの内容を伝えることができ、記者の印象に残りやすくなるようなインパクトのある画像を使用することが重要です。

画像はリード文の下に配置されることが多いですが、特に決まりはありません。
画像データを文書に添付するという形でも良いでしょう。その際、すぐに画像を記事に使用できるよう、画像の解像度に気をつけることも大切です。


本文

本文では、リード文で書いた内容を更に掘り下げていきます。

具体的な数値などの補足データも使いながら、プレスリリースで配信する内容の根拠・リリースに至った経緯・社会的背景・特徴などを書きます。


問合せ先

記者がプレスリリースをニュースとして取り上げると決めた場合、必ず内容の確認をとるため会社に連絡します。
その際の問合せ先を忘れずに明記しましょう。

会社名・所在地・担当者氏名・電話番号・メールアドレス・自社のホームページやプレスリリース情報のURLといった内容を記載します。

最後に、プレスリリースの校正を行います。
プレスリリースを配信した後に内容を訂正することは困難ですので、誤字・脱字・内容に誤りがないかをよく確認します。


プレスリリース作成の手間を省きたい場合は、以下コラムも参照ください。
プレスリリースのススメ~配信方法とメディア選定~

プレスリリース配信の方法

プレスリリースの文書を作成したら、次はプレスリリースを配信するメディアを選定します。

どのメディアに、どのように取り上げてほしいのかをイメージして選定することが大切です。

新聞・テレビ・ニュースサイトなど様々なメディアがあり、それぞれのメディアにそれぞれの特徴があります。
実際に取り上げられているニュースを研究し、メディアの傾向を把握して配信先を決めます。

配信先を選定したら、メディアごとに送付先や、郵送・FAX・メールといった送付方法を調べて配信します。

また、プレスリリース配信代行会社を利用するという方法もあります。
代行会社を利用すれば、自社で一つ一つ配信先を選定する必要がなくなります。

プレスリリース配信後の効果測定

プレスリリース配信にどれほどの効果があったのかを測定する方法として、“クリッピング”と“広告換算”があります。


クリッピング

クリッピングとは、新聞・テレビ・ニュースサイトなどから、実際にニュースとして取り上げられた記事や静止画をピックアップして保存する作業のことです。

プレスリリース配信後に、どのメディアに、どのように取り上げられたのかを把握しておくことは重要です。


広告換算

広告換算とは、新聞・テレビ・ニュースサイトなどに取り上げられた際の効果を、広告を出した場合の費用に換算して評価するという方法です。                                                                                                       

クリッピングと広告換算は大変な労力が必要になるので、多くの企業は外部サービスを利用して効果測定をしているようです。

まとめ

プレスリリースがメディアにニュースとして取り上げられれば、高額な広告費をかけることなく、たくさんのユーザーの元へ企業情報を届けることができます。

テーマや書き方を工夫し、記者にニュースにする価値があると思わせるプレスリリースを配信していきましょう。


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編集部
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工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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