住宅営業ノウハウ

営業スピーチはネタが大切。スピーチの重要性やネタ探しのポイントを紹介

毎日朝礼を行うという企業は多いのではないでしょうか。

朝礼は、朝礼担当者が司会・進行を行い、連絡事項や業績などを各自共有し、最後にスピーチで締めるという流れが一般的です。

スピーチの順番は当番制で回すケースもありますが、なかには「スピーチのネタがない」「毎朝わざわざスピーチする必要はあるのか」などの意見を目にすることも多いです。また、スピーチに対して好意的ではない従業員がいるという場合もあるでしょう。

本記事では、朝礼の役割や営業職にスピーチ訓練が必要な理由、ネタを探すときのポイントについて解説します。

目次[非表示]

  1. 1.朝礼の役割
    1. 1.1.①生産性の向上
    2. 1.2.②エンゲージメントの向上
    3. 1.3.③従業員教育
  2. 2.営業職にスピーチ訓練が必要な理由
    1. 2.1.伝える力を強化する
    2. 2.2.聞く力を強化する
  3. 3.ネタを探すときのポイント
    1. 3.1.誰に伝えたいのかを意識する
    2. 3.2.ポジティブなメッセージにする
    3. 3.3.聞く人の興味・関心がある内容を選ぶ
  4. 4.分かりやすいスピーチの流れ
    1. 4.1.起(導入):スピーチのテーマ、つかみ
    2. 4.2.承・転(主題):スピーチのポイント
    3. 4.3.結(結論):スピーチの結論
  5. 5.まとめ

朝礼の役割

朝礼には大きく分けて3つの役割があります。


①生産性の向上

毎朝決められた時間に従業員が集まるため、情報共有が容易になります。その日の目標や提出物などの締め切りなどを一度に共有できれば、仕事にスムーズに取り組めるでしょう。


②エンゲージメントの向上

朝礼では、企業の思いや仕事に取り組む姿勢、目標などを共有します。また、従業員の役割やビジョンのほか、ポジティブな感情を共有すればエンゲージメントも向上します。


③従業員教育

朝礼は、スピーチ力やコミュニケーション能力が鍛えられます。大勢の人の前で話をしたり、積極的に話を聞いたりするのは訓練が必要です。営業担当にとって必須の伝える力や聞く力を鍛えることにもつながります。

営業職にスピーチ訓練が必要な理由

営業という仕事は、人と話す機会や聞く機会が多い職種です。朝礼でのスピーチは、営業に必要な2つの力を強化します。


伝える力を強化する

営業担当が話す相手のほとんどはお客さまです。友人や同僚・上司などとは違い、自分のことをまったく知らない人です。

自分のことを知っている相手なら、たとえ言い方がおかしかったり情報が不足したりしていても会話として成立します。また、唐突に話を展開しても警戒されることもないでしょう。

しかし、営業担当が話す相手がお客さまの場合には、相手の立場や時間、シチュエーションで話し方を変えたり順序よく会話を組み立てたりする必要があります。

スピーチは、状況に応じて簡潔に要点をまとめ、自分自身の言葉で自然に話すための訓練になります。


聞く力を強化する

営業活動ではお客さまの話をしっかりと聞く力が不可欠です。朝礼スピーチでは、この聞く力も鍛えられます。

たとえば、話している人の表情や声のトーンなどからも感情が読み取れます。人の話を積極的に聞き、話の意図を理解しようと努めることで聞く力が身に付いていくのです。

また、朝礼スピーチは、話題に応じた表情づくりや相づちの訓練にもなります。

先入観を持たず素直な気持ちで聞くことを心がけましょう。

ネタを探すときのポイント

スピーチをする際の悩みといえば、スピーチのネタ探しという方も多いでしょう。あらかじめネタを決めている企業もありますが、自由に設定してよいという企業もあります。

このときに忘れてはならないのは、朝礼の役割やスピーチの目的です。

ネタを探すときのポイントは以下の3つが挙げられます。


誰に伝えたいのかを意識する

朝礼スピーチは、自分が話したいことを好き勝手に話す場所ではありません。伝える力を強化することが目的のひとつです。誰に伝えたいのかを想定してネタを選びましょう。

ネタの例)

  • 仕事で得た気づきを上司・同僚に共有する
  • 営業事務のサポートで業務に集中できていることへの感謝を伝える


ポジティブなメッセージにする

朝礼は従業員の生産性を向上させ、エンゲージメントを高める場です。朝礼のスピーチはポジティブなメッセージを盛り込み、従業員のモチベーションを向上させる内容が適しています。

ネタの例)

  • 挑戦したことで結果が出た事例を共有する
  • 新人の成長を共有する


聞く人の興味・関心がある内容を選ぶ

社内とはいえビジネスの場であり、スピーチを聞いている人は上司や同僚です。スピーチのネタは、基本的には仕事に関わる内容を選ぶようにしましょう。

ネタの例)

  • 新しい商材への顧客の反応
  • 目標達成のために自分で工夫していること

「社内の人しか聞いていないから何でもいい」「訓練だからどのような内容でもいい」などとは考えず、営業としてどのように仕事に取り組み、何を得ているのかをアピールしましょう。

分かりやすいスピーチの流れ

分かりやすく伝えるためには、話の構成にも注意することがポイントです。

ネタが決まったら以下の3つの段落に分けて組み立てます。


起(導入):スピーチのテーマ、つかみ

聞き手に興味を持たせる


承・転(主題):スピーチのポイント

気づきや体験など、詳しい内容を具体的に説明する


結(結論):スピーチの結論

気づきから導き出された感想・今後の抱負

まとめ

朝礼は、生産性の向上やエンゲージメントの向上、従業員教育などの役割を担っています。

「始業したらすぐに業務に取り組みたい」「スピーチを考える時間がもったいない」という方もいるでしょう。

しかし、営業担当にとって朝礼のスピーチは、営業力を強化するための絶好のチャンスです。営業にとって必要な伝える力や聞く力を強化することができるため、スキルアップにも適しています。朝礼の時間を有効に活用しましょう。

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編集部
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工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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