新築の完成見学会を成功させる5つのポイント。アイディア次第で集客アップ!
新築住宅の完成見学会は、間取りや設備、デザインなど自社の施工内容を多くの方に見てもらえるチャンス。展示用のモデルハウスとは異なり、よりリアルな暮らしをイメージしてもらえるのも完成見学会の醍醐味です。
完成見学会を有意義なイベントにするためには、「いかにターゲット顧客を集客できるか」「自社に興味を持ってもらえるか」といった工夫が重要になってきます。
本記事では、完成見学会を実施するメリットや、成功させる5つのポイントについて解説します。
目次[非表示]
- 1.新築の完成見学会を実施するメリット
- 2.完成見学会を成功させるための5つのポイント
- 2.1.①事前に集客をしっかりと行う
- 2.2.②移動手段や駐車場を手配する
- 2.3.③キッズスペースを設ける
- 2.4.④打ち合わせスペースを設ける
- 2.5.⑤親しみのある接客を心がける
- 3.ターゲットの興味を引く工夫をしよう
- 4.まとめ
新築の完成見学会を実施するメリット
完成見学会は、自社で施工した注文住宅の施主さまに許可をもらい、来場者に向けて、期間限定で住宅を公開させてもらうというイベントです。
実際にこれから人が住むという特性上、住宅には施主さまの家族構成やライフスタイル、各種こだわりなどが反映されています。来場者が実際の住まいをリアルに体験できることも完成見学会ならではのメリットといえるでしょう。
自社でかなえられる施工デザインやテイストを肌で感じてもらえるということが大きな魅力です。
完成見学会を成功させるための5つのポイント
完成見学会を実施するにあたり、押さえておきたいポイントを5つ紹介します。
①事前に集客をしっかりと行う
完成見学会を有意義なイベントにするために不可欠なのが事前の集客です。
どれだけ間取りやデザインにこだわった見学会を開いても、お客さまが訪れてくれなければ意味がありません。ターゲットとする顧客やエリアの特性を考慮して、集客のための告知を実施しましょう。
リアル市場での告知には、以下の方法が挙げられます。
- 新聞の折込チラシ
- チラシのポスティング
- 地域のフリーペーパー
- 住宅関連の雑誌への広告掲載
住宅選びでは「慣れ親しんだ近くのエリアで探したい」というお客さまもいます。
紙媒体はエリアを絞って告知できるという特性があるため、近くで暮らす人たちに絞ったアプローチが可能です。
また、Webサイトからの集客を見越して、デジタルな集客手法を実施することも重要です。
デジタルの告知には、以下の方法が挙げられます。
- Webサイト情報を更新
- 完成見学会特設ページの作成
- Web広告の実施(リスティング広告、SNS広告など)
- 見込み顧客へのメールマーケティング
自社Webサイトの情報を更新したり、お客さまの興味を引くコンテンツを充実させたりといった施策も効果が期待できます。「チラシだけ」「Webサイトだけ」と限定せず、それぞれで情報をリンクさせるようにしましょう。
②移動手段や駐車場を手配する
完成見学会には、近隣住人だけでなく、遠方から来場してもらえることもあります。
遠方からでも足を運んでもらえるよう、会場の近くに無料駐車場を用意しておくと安心です。
また、完成見学会の会場が駅から離れた場所にある場合は、住宅までの交通手段(無料バスなど)を手配するのもおすすめです。移動手段を調べる手間がなくなるため、車を持っていないお客さまも気軽に来場してもらえます。
なお、お客さまが道に迷わないように会場までの経路に担当者を配置しておく配慮なども大切です。
③キッズスペースを設ける
完成見学会に訪れるお客さまのなかには、お子さまと一緒に来場されるケースもあります。とくに子育て世帯をターゲットにしている場合、キッズスペースは必須です。
キッズスペースを用意しておけば、小さなお子さまがいるご家族でも安心して足を運べるほか、ゆっくり住宅を見学してもらえるというメリットがあります。キッズスペースには専任のスタッフを配置するなど、ご家族が安心してお子さまを預けられるよう、きめ細かな配慮をしましょう。
④打ち合わせスペースを設ける
完成見学会に打ち合わせスペースは欠かせません。打ち合わせスペースを設置すれば、事務所に移動することなくその場で応対できます。
打ち合わせスペースを設置する際は、プライバシーを配慮した設計にすることがポイントです。パーテーションで区切ったり2階だけを商談コーナーにしたりするなど、ほかのお客さまとの会話が気にならない設計が望ましいです。
また、お客さまの要望によっては料金シミュレーションを実施することもあるため、土地情報やローンに関する知識を持つスタッフを配置しましょう。
⑤親しみのある接客を心がける
完成見学会では、スタッフの接客対応もチェックされます。
お客さまの反応によって接客態度を変えたり、一方的に話を続けたりすると、イメージの悪化につながる可能性もあります。
店舗での接客と同様に、お客さまが緊張しないよう親しみやすい接客を心がけることが大切です。言葉づかいや身だしなみへの気づかいはもちろん、威圧感のない接客を意識しましょう。
ターゲットの興味を引く工夫をしよう
完成見学会を成功させるためには、ターゲットに自社や物件に興味を持ってもらい、来場してもらうことが重要です。そのためには、お客さまの家族構成や住宅のエリア、ライフスタイルなどを考慮して、興味を引くための工夫が必要になります。
まずは、競合他社と差別化を図るコンセプトをアピールしましょう。「家族4人が快適に住める家」や「おじいちゃんおばあちゃんになっても快適に過ごせる家」など、自社のコンセプトを設計し、Webサイトやチラシで訴求します。
また、来場いただいたお客さま限定で、特典を提供するというアイディアもあります。
感染症対策のため、当日は人数制限や消毒グッズなども完備しましょう。
まとめ
完成見学会は、施工事例を生で見てもらえるという大きなメリットがあります。
成功させるためには、事前の集客活動をはじめ、来場者が気軽に足を運べて、安心・安全・快適に見学できる空間づくりも大切です。
競合他社との差別化を図るとともに、自社のターゲットとなるお客さまに対して、強みをしっかり訴求できる工夫を凝らしましょう。
「集客に自信がない」という場合は、Webマーケティングの支援サービスを活用するのもひとつの方法です。Webマーケティングは完成見学会のみならず、日常の集客にも役立つため、集客に課題を感じている場合はぜひご検討ください。