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工務店・ビルダーの集客に有効なイベント例と開催後に必要な対応

工務店・ビルダーが顧客と出会うための代表的な集客施策として、イベントの開催が挙げられます。

イベント開催の魅力は、自社の住宅設計・プランに興味を持つ方や家を建てたい方など、幅広い見込み顧客と接点を持てることです。また、開催内容によっては顕在層にアピールできる場合もあります。

イベント開催は、現地で商談機会を得られたり、後日の問合せにつながったりすることで、成約率の向上も期待できます。

集客施策の一環としてイベントの開催を検討しているものの、「どのような内容にするか悩んでいる」「イベントを通して成約につなげたい」とお考えの担当者の方もいるのではないでしょうか。

本記事では、工務店・ビルダーの集客に有効なイベント例について紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.工務店・ビルダーの集客に有効なオフラインイベント例
    1. 1.1.①モデルハウス・完成住宅見学会
    2. 1.2.②相談会・セミナー
    3. 1.3.③地域イベント
  2. 2.オンラインイベントの開催もおすすめ
  3. 3.イベント開催後は追客で成約につなげる
  4. 4.まとめ

工務店・ビルダーの集客に有効なオフラインイベント例

オフラインイベントには、対面で住宅の魅力を説明したり、購入後の暮らしをイメージしてもらえたりする魅力があります。

工務店・ビルダーの集客に有効なオフラインイベントは、大きく3つに分けられます。


①モデルハウス・完成住宅見学会

実際に建築した住宅を体験してもらう方法として、モデルハウスや完成住宅の見学会があります。

モデルハウスは、間取り・広さ・動線など、実際の住宅を想定して建築された住宅です。完成住宅見学会は、自社で建築した施主の許可を得て、一般の方に公開するイベントです。

いずれの場合も、住宅内部の空間やデザイン、雰囲気などを実際に確認できるため、入居後の生活をイメージしてもらいやすいといった特徴があります。

また、モデルハウス・完成住宅見学会の来場者は、購買意欲が比較的高い層と考えられ、商談へと移行しやすい点も期待できます。


②相談会・セミナー

住宅建築に関する相談会やセミナーを実施することも有効です。

相談会・セミナーは、住宅建築に向けて動き始めている顧客層の集客につながりやすいことが特徴です。

▼相談会やセミナー実施例

  • ファイナンシャルプランナーによる住宅ローン計画
  • 土地探しや住宅設計の勉強会
  • リフォーム相談会 など

参加者が抱えやすい不安・課題について、適切な情報提供やアドバイスを行うことで信頼関係を構築したり、住宅購入への決断を後押ししたりする効果が期待できます。


③地域イベント

モデルハウス見学会や相談会など以外にも、自社を知らない、住宅建築を考えていない潜在層へのアピールとして有効なのが、地域イベントへの出展です。

地域イベントに出展することで、これまで接点がなかった地域住民との関係構築が期待できるため、認知拡大や見込み顧客の獲得につながりやすくなります。

子ども向けの出しものを行ったり、DIY教室やマルシェなどを開いたりすれば、ファミリー層の来場も期待できます。また、自社ブースへの集客を促すために、来場者へプレゼントを配布することも一つの方法です。

オンラインイベントの開催もおすすめ

工務店・ビルダーの集客施策として、オンラインイベントの開催も有効です。

モデルハウス見学会や相談会などのオフラインイベントは、場所の制約があるため、幅広いエリアでの集客が難しくなります。また、「検討段階で情報収集だけを行いたい」といった顧客層には、オフラインイベントに参加しづらいと感じる人もいると考えられます。

一方、オンラインイベントであれば、物理的な制約がなく幅広いエリアの顧客層を集客できるほか、自宅にいながら気軽に参加できます。

イベントの開催にかかる予算や開催効果を踏まえながら、オフラインとオンラインをうまく組み合わせて実施することがポイントです。

工務店・ビルダーに有効なオンラインイベントには、以下が挙げられます。

▼工務店・ビルダーに有効なオンラインイベント

  • オンライン見学会・展示会
  • オンライン相談
  • ウェビナー
  • バーチャルモデルハウス

オンライン相談会やウェビナーでは、ファイナンシャルプランナーによる住宅ローン計画の立て方やリフォーム相談会などを実施できます。

なお、オンライン展示会やバーチャルモデルハウスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

 ≫ 住宅業界に求められるニューノーマル - オンライン展示会の活用

 ≫ 住宅展示場の新しいスタイル“バーチャルモデルハウス”で営業を効率化!

イベント開催後は追客で成約につなげる

工務店・ビルダーがイベントを開催する際は、イベントを通じて収集した見込み顧客の情報を基に追客を実施して、継続的な接点を図ることが大切です。

イベントの開催後に追客を実施するには、事前に個人情報を登録してもらう、または会場でアンケートに回答してもらうなど、見込み顧客の情報を収集します。

見込み顧客の情報を基に、営業活動を実施したり、新たなイベント情報を提供したりすることで、適切なアプローチが可能になります。また、来場者の属性やニーズを整理しておくと、今後のイベント開催にも役立てられます。

まとめ

この記事では、工務店・ビルダーのイベントについて以下の内容を解説しました。

  • 集客に有効な3つのオフラインイベント例
  • オンラインイベントの開催
  • イベント開催後の対応

工務店・ビルダーが新たな接点を創出して見込み顧客を獲得するために有効なオフラインイベントの例として、モデルハウス・完成住宅の見学会や、相談会・セミナー、地域イベントなどが挙げられます。

また、オフラインイベントの物理的な制約をなくして、より多くの方に気軽に参加してもらうためには、オンラインイベントも有効です。

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なお、工務店・ビルダーの集客施策の一つとなるWebマーケティングについては、こちらの記事で解説しています。

 ≫ 工務店へ集客するにはWebマーケティングが不可欠! 代表的な施策とその目的を解説

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