マーケティング

【住宅業界の集客担当者向け】Instagram(インスタグラム)運用の効果最大化を狙う!見落としがちなポイント3点〈Instagram集客のまとめ第5回〉

住宅業界の営業担当の皆さまへ、最近、Instagram(インスタグラム)を集客に活用できていますか?顧客獲得につながるインスタグラム活用についてお届けしているコラムも5回目となりました。

前回のコラムでは、インサイト数値を活用した効果測定についてお伝えしました。ご自身のアカウントを分析してみていかがでしたか。改善のヒントは見つかったでしょうか?

今回は、ひと通りの運用やインサイト分析をし、さらに数値を伸ばしたい!という方へ、見落としがちな間違いやすいポイントとともにアカウントを育てるコツをお伝えします。

目次[非表示]

  1. 1.フォローにつながる流れとは?
  2. 2.【ポイント1】リーチを増やす
    1. 2.1.●リーチを増やすためにやっておきたいこと
  3. 3.【ポイント2】プロフィール遷移率を確認する
    1. 3.1.●“プロフィール遷移率”とは?
    2. 3.2.●“プロフィール遷移率”を伸ばすには?
  4. 4.【ポイント3】フォロー率を伸ばす
    1. 4.1.●“フォロー率”を伸ばすには?
    2. 4.2.●保存率もチェックしておきましょう
    3. 4.3.●保存率を上げるコツ
  5. 5.まとめ

フォローにつながる流れとは?

「とにかくフォロワー数を増やしたいんです!」

運用代行をしていると、よくいただくご要望です。アカウントの見た目として、フォロワーが数百なのか、数千なのかで印象は大きく異なります。

気になるところではありますが、やみくもに数だけ増やしてもInstagram側に質のよいアカウントとは判断されません。慎重にフォロワーを増やしていく必要があります。

ここで、改めて、フォローされるまでの流れを振り返ってみましょう。

アカウントを知ったユーザーが、プロフィールを見て、フォローをタップするまで、3つのポイントがあります。そのポイントを見逃してしまっているケースを例に、順に確認していきましょう。

【ポイント1】リーチを増やす

1つ目の重要なポイントは、リーチを増やせているかどうかです。
フォローを増やす第一歩は、投稿を見てもらうこと。どんなに時間をかけて質のよい投稿を作っていても、リーチを増やすための対策をしていないと、多くのユーザーに届けることができません。

●リーチを増やすためにやっておきたいこと

―フォロワーに好まれるフィード投稿を増やす
どんな投稿が好まれるか、過去の投稿を分析して傾向をつかみましょう。
エンゲージメントの高かった投稿、つまり、「いいね」「コメント」「保存数」の多かった投稿を比較しながら共通点を探してみましょう。その共通点から仮説を立て、似たような投稿を増やして反応を見てみましょう。
 
―ストーリーズを投稿する
ストーリーズを活用し、フォロワーに更新したことを知らせましょう。よりフォロワーとの親密度が上がり、リーチの増加につながります。
 
ストーリーズを投稿する際は、アンケートや質問などのスタンプ機能を活用するのも有効です。簡単に答えられる質問にしたり、タップしやすいようにスタンプを右下に置いたりするなど、細かい工夫が成果につながることもあります。
 
―人気の投稿に載るハッシュタグを増やす
ハッシュタグ検索画面において、以前は新しい順に検索できる「最新」タブがありましたが、アップデートにより人気投稿しか表示されなくなりました。

そのため、さらにコンテンツの質が求められるようになっています。人気の投稿に載ったハッシュタグがあれば、類似のハッシュタグに応用できないか試してみましょう。
 
そのほか、ターゲットとなるユーザーやフォロワーの投稿に「いいね」をする、リールを活用するなどの方法もあります。

【ポイント2】プロフィール遷移率を確認する

2つ目の大切なポイントは、どのくらいの人がプロフィールを見てくれたかを把握することです。リーチを伸ばすことが意識できるようになったら、次は“プロフィール遷移率”を見ていきます。

●“プロフィール遷移率”とは?

“プロフィール遷移率”は、投稿を見たユーザーのうち、プロフィールも見てくれた割合を表します。

プロフィール遷移率=プロフィールアクセス数÷リーチ数


●“プロフィール遷移率”を伸ばすには?

―プロフィールをより見てもらえる仕組みを作る
投稿の最初に、「他の投稿はこちらから @○○○」とアカウント名が書いてある投稿を見かけたことはないでしょうか。この一文があることで、プロフィールに遷移しやすくなります。
 
また投稿の中に、こんなアカウントです!ということがわかる署名を入れるのも有効です。
 
―CTA画像の活用
CTAとは、“call to action”の略です。投稿を見てくれたユーザーに行動を促すための画像を各投稿の最後に入れてみましょう。
 
以下は、CTA画像の一例です。

投稿の最後に入れることで、改めてどんなアカウントなのかを認識してもらいやすくなります。どんなアカウントだろう?と興味を持ってもらえることで、フォロワー増につなげることができます。
 
ほかにも、過去の人気投稿への導線を作ってみる、次回の予告をするなど、別の投稿も見たくなる仕組みを考えてみましょう。

【ポイント3】フォロー率を伸ばす

どのくらいの人がフォローしてくれたかどうかを見るとき、フォローの数にばかり気を取られていませんか?
 
3つ目のポイントとして、フォロー数ではなく、プロフィールを見たユーザーがどのくらいフォローをしたかを表す“フォロー率(フォロワー転換率)”についても確認してみましょう。

フォロー率=フォロワー増加数÷プロフィールアクセス数


●“フォロー率”を伸ばすには?

なかなか難しそうな課題に見えますが、実はあなた自身の中にもたくさんのヒントがあります。自分がフォローしたいな、と思うアカウントがどんなアカウントだったか?どうしてフォローしたか?を具体的に書き出してみてください。

フォロー率を上げるには、プロフィールでどんな人のどんな悩みを解決できるかを明確にし、「これは私のことだ!」と自分事に感じてもらうことが重要です。

プロフィールは簡潔にまとめ、改行や絵文字を使って見やすくするのもよいでしょう。

●保存率もチェックしておきましょう

フォロー率を上げるためには、保存数を増やす施策も有効です。
皆さんも、「これ保存しておこうかな?」という記事が多いと、フォローもしておこうと思った経験はないでしょうか。“保存率”は以下のように算出します。

保存率=保存数÷リーチ数


​​​​​​​保存されることで、再度投稿を見てもらえるだけではなく、滞在時間の長い投稿はInstagram上でもおすすめされやすくなります。

●保存率を上げるコツ

後でチェックしたいな、と思われる投稿にするには、どんな工夫があるとよいと思いますか? 代表的な例をご紹介します。

  • (内容)ターゲットとなるユーザーの悩みが解決できる内容になっているかどうか
  • (情報の質)ぱっと見ただけでも頭に入りやすいよう、情報が整理されているかどうか
  • (見せ方)文字の色、大きさ、字体は読みやすいものを使用しているか
  • (保存の促し)保存をすすめる文を入れているか

 「完全保存版」などのキャッチコピーも、保存を促すことができそうです。保存数の多い投稿を分析すると、「保存しておくと後から見返すことができて便利ですよ」といったユーザー目線での伝え方も有効のようです。

どんな投稿にしようか迷ったら、ご自身が思わず保存ボタンをタップしてしまったアカウントを思い出してみてください。何が保存のきっかけになったかを深掘りしていくと、ヒントがたくさん出てきそうですね。

まとめ

今回のコラムでは、アカウントを育てていくコツとして、フォローにつながる流れを確認しました。「リーチ数」「プロフィール遷移率」「フォロー率」が重要だというポイントもお伝えしました。
 
こういった記事を読むと、やってみよう!とその場では思うけれど、日々の忙しさにそのままになってしまうことはありませんか?
 
ぜひこのページを閉じる前に、今週中にやってみることを3つ決めてみてください。5分で終わる小さなことで大丈夫です。「プロフィール遷移率」「フォロー率」を今まで計算したことがなかったら、まずはそこから始めてみてもいいかもしれません。多くの数値がでてきましたが、あせらず順にひとつひとつ着手してみてください。
 
次回は、運用にさらに力を入れていきたい場合の強力な解決策をご紹介していきます。

 ≫ 【住宅会社様向け】Instagram運用代行サービス

  【住宅会社様向け】Instagram運用代行サービス| LIFULL HOME’S Business 注文・分譲一戸建て ポータルサイト、リスティング広告では網羅することが困難な潜在層、非認知層に対する最適なPRサービス LIFULL HOME'S Business 注文・分譲一戸建て


編集部
編集部
工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

関連する最新コラム