修繕必須の物件の写真を、目を引く「物件映え写真」へ
不動産関連会社やフォトグラファーにとって、できる限り物件を魅力的に見せることが重要となりますが、物件が古い、修繕が必要等の理由で魅力的な写真に撮影することが難しい物件もあるかと思います。すぐにリノベーションができない場合でも、写真の撮り方ひとつで、古かったり状態があまり良いとは言えない物件でも、映える写真を撮影することができます。
物件のセールスポイントを見つける
一見魅力的に見えない物件でもセールスポイントが隠れている可能性があります。広々とした庭や、既にリノベーションが終わっている浴室など、アピールできるポイントを見つけて、そこをメインで撮影していけばいいのです。
様々なアングルから物件を見つめなおして、そこにしかない魅力を発見してみてください。
ゴールデンアワーに写真を撮る
ゴールデンアワーとは、夜明け直後の最初の明るい時間と、日没直前の最後の明るい時間です。横から差し込むキラキラとした太陽の光が物件を美しく輝かせてくれます。
編集の力を借りる
撮影した写真を編集することで、物件をこんなふうにしたらさらに魅力的になるということを見せることができます。いくら言葉で説明をしてもなかなかイメージは伝わりにくいものです。
バーチャルリノベーションやバーチャルステージングを活用し、「リノベーションをしたらどうなるか」「物件にぴったりな家具を置いて少しアートを壁に飾ったらどうなるか」を再現することも一つの手です。
※画像はイメージとなります
構図とフレーミングを最適化する
中古の物件の撮影では構図とフレーミングがとても重要です。物件の目立たせたくない部分をなるべく見せないように撮影するなどアングルを調整してみましょう。
立地の魅力をアピールする
物件自体があまり状態が良くなかったとしても、立地に魅力を感じて物件に興味を持ってくれる人もいます。物件の写真を多く載せられない場合は、近隣の魅力的なスポットなどの写真を多めに撮影して掲載してみるのもおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
本日は修繕が必要な物件の写真を撮影する際に、気を付けたい5つのポイントについてまとめました。
①物件のセールスポイントを見つける
②ゴールデンアワーに写真を撮影する
③編集の力を借りる
④構図とフレーミングに注意する
⑤立地の魅力をアピールする
お客さんに現実離れした写真を見せて物件に来ていただいたとしてもがっかりさせるだけです。誤認させることなく、現実に沿った正確な写真を公開しつつも、物件のセールスポイントをしっかり伝えられるかが極めて重要になります。
ユニークなセールスポイントを見つけ出し、時にはプロの編集で写真を強化することで、物件の魅力を最大限に引き出すことのできる映え写真を撮影してみてください。
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