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<新着>【建築・工務店向け】問合せにつながる施工事例ページの作り方10選

【建築・工務店向け】問合せにつながる施工事例ページの作り方10選

建築会社や工務店の集客では、施工事例は重要なコンテンツの一つとなります。写真を通じて実際に完成された建物を見てもらえることで、お客さまに自社の強みやデザイン性を明確にアピールできます。

今回は施工事例ページの役割や目的、問合せにつながるページの作り方などをまとめて見ていきましょう。

目次[非表示]

  1. 1.施工事例ページが重要な理由とは
    1. 1.1.ユーザーの興味を引きつけられる
    2. 1.2.競合との差別化につながる
    3. 1.3.SEO対策につながる
  2. 2.施工事例ページを作成することで得られる4つのメリット
    1. 2.1.信頼性が向上する
    2. 2.2.ユーザーのアクションを引き出しやすくなる
    3. 2.3.宣伝効果が期待できる
    4. 2.4.ユーザーの不安を解消できる
  3. 3.問合せにつながる作り方10選
    1. 3.1.【1】SEOを意識してキーワードを盛り込む
    2. 3.2.【2】紹介する物件のキャッチコピーを工夫する
    3. 3.3.【3】実際の生活をイメージしやすい写真を選ぶ
    4. 3.4.【4】施主様と担当者の情報も掲載する
    5. 3.5.【5】金額の目安も併記する
    6. 3.6.【6】間取り図や広さも載せる
    7. 3.7.【7】テキスト情報にもこだわる
    8. 3.8.【8】SNSのアイコンを設置する
    9. 3.9.【9】カテゴリ分類を行う
    10. 3.10.【10】口コミや感想などを掲載する
  4. 4.施工事例ページを作成するときの注意点
    1. 4.1.導線を工夫する
    2. 4.2.ページの見やすさを大事にする
    3. 4.3.継続的な運用を心がける

施工事例ページが重要な理由とは

施工事例ページの目的は、ホームページを通じた集客の増加にあります。ここでは、施工事例ページが重要とされる理由について具体的に見ていきましょう。

ユーザーの興味を引きつけられる

住宅や建築の分野では、専門家とユーザーの情報量にどうしても差が生まれてしまいがちです。テキストや数字データのみの情報では、専門家には大まかなイメージをつかめても、ユーザーにはなかなかはっきりとした魅力が伝わりません。

写真を通じて実物を見られる施工事例は、ユーザーにとってもその施工会社の強みや魅力が分かりやすいのが特徴です。施工事例の情報を充実させることで、ユーザーは「どのような家が建てられるか」のイメージを持ちやすくなり、その会社に対する理解や関心も深まります。

競合との差別化につながる

施工事例は、競合他社との差別化を図る有効なコンテンツでもあります。現代ではWebを通じた集客ルートも一般的になっており、多くのユーザーが気になる会社の情報をインターネットで収集しています。

複数の企業を比較する際には、施工事例を見て、自分の理想と近いデザインや間取りを実現できるかどうかをチェックする方も少なくありません。施工事例を充実させることは、他社との違いを明確に打ち出す施策でもあるのです。

SEO対策につながる

施工事例を充実させることはSEO対策にもつながります。施工事例を掲載する際には、ユーザーのニーズに合わせたキーワードが多く盛り込まれるため、自然と検索エンジン上の評価も上がりやすいといえるでしょう。

施工事例ページを作成することで得られる4つのメリット

施工事例ページを運用するには手間や時間がかかりますが、きちんと作成すれば大きな効果が期待できます。ここでは、施工事例ページを作成するメリットを4つ見ていきましょう。

信頼性が向上する

インターネット経由の集客では、ホームページのクオリティがその会社の信頼性を大きく左右します。そのうえで、ユーザーにとって分かりやすく、魅力的な内容でなければ、関心を引くことができません。

施工事例は実際のデータや写真を通して企業の技術を伝えられるため、ユーザーに対する信頼度を高めやすいといえます。

ユーザーのアクションを引き出しやすくなる

施工事例は完成後の具体的なイメージをつかみやすいため、ユーザーを問合せや申し込みにつなげるきっかけになり得ます。ある程度まで住宅の購入や施工の依頼を具体的に考えているお客さま(顕在顧客)に対しては、特に大きな効果を発揮するでしょう。

宣伝効果が期待できる

施工事例によってユーザーの印象がよくなれば、口コミなどによる宣伝効果も期待できます。魅力的な施工事例は、SNS上で拡散されるケースもあり、多くの潜在顧客に注目されるチャンスも広がります。

ユーザーの不安を解消できる

ほとんどのお客さまにとって、建物の施工依頼は不慣れな経験です。企業のホームページを見ても、会社の概要や技術の紹介といったコンテンツだけで、本当に希望のプランを実現できるかどうかを判断するのは難しいでしょう。

施工事例という具体的にアウトプットされたものがあれば、一般ユーザーにもコンセプトやデザインの方向性が判断しやすくなり、不安の解消につながります。

問合せにつながる作り方10選

施工事例ページを作成するときには、ある程度の方針を決めて運用を行うことが大切です。ここでは、問合せにつなげるために押さえておきたいポイントをご紹介します。

【1】SEOを意識してキーワードを盛り込む

タイトルはユーザーから検索されることを踏まえて、「工事内容+地域名」の組み合わせで統一するのがコツです。雑誌のように「〇〇邸」や「施工事例1」とするのではなく、「〇〇区 二世帯住宅」のようなキーワードで検索されたときにも引っかかるように意識してタイトルをつけましょう。

【2】紹介する物件のキャッチコピーを工夫する

紹介する施工事例には、その特徴を端的に示したキャッチコピーを添えるのもコツです。「車好きのためのガレージハウス」や「ペットと暮らすウッドデッキ付き平屋」など、分かりやすいキャッチコピーをつけることで、ユーザーの興味に合わせたアプローチが行えます。

【3】実際の生活をイメージしやすい写真を選ぶ

住宅の施工事例であれば、外観だけでなく内装の写真も掲載し、できるだけ実際の暮らしをイメージしやすいように工夫することが大切です。ちょっとした小物やアイテムを用意しておき、室内の使い勝手が分かるような写真を数枚撮っておくとよいでしょう。

【4】施主様と担当者の情報も掲載する

情報の信頼性を高めるためには、担当者や施主様の情報もできるだけ掲載するのが望ましいです。特に担当者については、「顔が見えることの安心感」も重要になるので、顔写真と簡単なプロフィールやコメントを載せましょう。

施主様については、個人情報が特定されることを避けたいと考える方も多いため、丁寧に交渉して実際に家族で過ごしている後ろ姿などを掲載するのも一つの方法です。

【5】金額の目安も併記する

施工事例はそれ自体がユーザーへの広告になるので、金額の目安も記載するほうが宣伝効果は高くなります。施主様から金額の記載を断られてしまった場合は、大まかな価格帯に表現を変えるなど、工夫して掲載しましょう。

【6】間取り図や広さも載せる

施工事例においては、間取り図や実際の広さに関する情報も重要なパートとなります。どのように空間設計をしたのか、何人で快適に住めるのかなどを知りたいユーザーも多いため、図面と数字で広さに関する情報を掲載しておくほうが親切です。

【7】テキスト情報にもこだわる

施工事例において、写真が重要なコンテンツであることは確かです。しかし、写真だけでユーザーの信頼を集めたり、問合せなどのアクションを促したりするのは難しいといえます。

そのため、文章パートにもこだわり、全体として魅力的なコンテンツになるように仕上げましょう。具体的なテーマとしては、家が完成するまでのストーリーや設備・性能のメリットなどが考えられます。

たとえば、施主様が実現したかったことや抱えていた悩みなどからストーリーを展開し、予算の制約などにも触れながらプランの決定に至った背景を語ることで、ユーザーの共感が得られやすくなります。このとき、性能や設備についての専門用語はできるだけ避け、親しみやすい言葉で説明するのがポイントです。

【8】SNSのアイコンを設置する

施工事例は単一のページでも十分にユーザーの興味を引きつけられるコンテンツなので、SNSとの相性に優れているのが特徴です。魅力的な施工事例は広く拡散される可能性もあるので、各種SNSのアイコンをページに設置し、共有しやすいようにしておくのがおすすめです。

【9】カテゴリ分類を行う

ある程度の事例数になったら、カテゴリ分類を行い、ユーザーが探しやすいように整理することも大切です。地域別、素材別、工法別などに分けて整理することで、掲載数が多くなっても、スムーズに目的のページへたどり着いてもらいやすくなります。

【10】口コミや感想などを掲載する

施主様からの口コミや感想は、情報の信頼性を補強する貴重な財産です。第三者からの客観的な意見を載せることで、自社の情報にも客観性が生まれるため、ユーザーにもよいイメージを持ってもらえます。

可能であれば、施主様のインタビュー映像や直筆の感想文などを掲載するのも有効な方法です。

施工事例ページを作成するときの注意点

最後に、施工事例ページを作成する際の注意点について見ていきましょう。

導線を工夫する

せっかく魅力的な施工事例を掲載しても、問合せまでの導線が複雑であったり分かりにくかったりすれば、ユーザーの意欲を低下させる原因になります。「問合せの手段が電話のみに限定されている」「問合せフォームの項目が多すぎる」といった場合には、設計を見直してユーザーの負担を軽減させることが大切です。

また、いきなり問合せをするのはハードルが高いと感じるユーザーのニーズに応え、資料請求や公式LINEアカウントの紹介などを併用するのもポイントです。

ページの見やすさを大事にする

施工事例の魅力を伝えるには、ページ全体のデザインや見栄えにもこだわることが大切です。しかし、デザインにこだわるあまり、ページが見づらくならないように注意することも重要といえます。

「自社の情報を分かりやすく届ける」という本来の目的を損なわないためにも、サイト内の導線やフォントサイズ、カラーバリエーションなどはユーザー視点で決めましょう。

継続的な運用を心がける

ホームページを自社の信頼性につなげるには、継続的に運用されていることが大切な条件となります。「立ち上げたまま放置されている」という印象を与えてしまうと、かえって不安を感じさせる原因になるでしょう。

そのため、施工事例ページに着手するのであれば、ある程度の中長期的なプランを立て、定期的に更新を続けることを心がけましょう。


●記事のおさらい
最後に、今回の内容をQ&Aで確認しておきましょう。

Q:工務店・建築会社が施工事例ページを設けるメリットは?
A:
ユーザーに分かりやすく自社の強みやデザイン性を伝えられるとともに、情報の信頼性が向上し、集客につなげやすくなるのがメリットです。また、施工事例が気に入って問合せをしてもらえたお客さまとは、打ち合わせもスムーズに進めやすくなります。

Q:施工事例ページを作る際のポイントは?
A:
SEO対策を意識した運用と、信頼性を高めるための工夫が重要となります。写真だけでなくテキスト情報にもこだわり、ユーザーに自社の魅力を訴求できる構成を目指しましょう。テキストについては、完成までのストーリーや施主様の感想などがふさわしいテーマといえます。


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編集部
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工務店・ビルダー、新築一戸建て販売会社様を支援すべく、住宅営業のノウハウや人材採用、住宅トレンドなど、様々なジャンルの情報を発信してまいります。

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